今日の箇所は、先が読めない厳しい状況や、苦しい現実を前に絶望してしまう私たちに、諦めるのはまだ早い、神様への祈りは必ず聞かれるということを教えて
くださっています。「求めなさい。そうすれば与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば開かれる。だれでも、求める者
は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる」(ルカ8:7)。
主イエスは、神様にはできないことはないという深い信頼を持って、しつように、そして本気で祈り求めて行くべきであると言います。何故ならば「あなたが
たの中に、魚を欲しがる子供に、魚の代わりに蛇を与える父親がいるだろうか。また、卵を欲しがるのに、さそりを与える父親がいるだろうか。このように、あ
なたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして天の父は求める者に聖霊を与えてくださる」ルカ(11‐13)。
私たちが願い求めるのは父なる神様なのです。
神様に絶対的な信頼を寄せた主イエスの祈りは、習慣ではなく、いつも本気でした。その祈りが、あらゆる危機に直面した時、途方に暮れた時、誘惑に遭った
時、批判された時、それを乗り越える秘訣になっていきました。さらに肉体や霊が疲れた時にも、祈りによって新しい力を受け取られました。神への信頼の祈り
は、主イエスに計り知れない力を与えました。あの十字架への道も祈りによって乗り越えることができました。そして、主イエスは乗り越えることのできないも
のは、この地上にないことを、身をもって示されました。
故に、私たちも神様にはできないことはないという深い信頼を持って祈り求めて行くべきであります。神様は必ず、私たちの人生に人知を超えた御業をなして
くださる。これは、いくら本を読んでも、学んでも体験できるものではありません。これは神様を信じるという信仰の中で体験していくことなのです。「だれで
も、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる」