『受難週、主イエスの歩み』
第一日:棕櫚の日曜日(Palm
Sunday)、主イエスは十字架刑に処せられることを知りつつ、人々の罪を贖うためにエルサレムに入城された。群衆は自分たちの上着を道に敷き、棕櫚の
枝を敷いて「ダビデの子、ホサナ。主の御名によって来られる方に」と歌い、主イエスを歓迎した。
第二日(月曜日):宮きよめ、イエスは神殿の境内に入りそこで売り買いしていた商人を追い出され、神殿が祈りの家であることを宣言された。
第三日(火曜日):多忙な御奉仕、様々なしるしと奇跡を行い、神の愛に燃えて、エルサレムの退廃ぶりを嘆かれた。
第四日(水曜日):イエスがベタニアのシモンの家で食事をしていたとき、マリヤがナルドの香油をイエスの頭に注ぎかけた。これはマリヤの心からの献げものであると共にイエスの埋葬の準備であった。ユダが裏切りを企てる。
第五日(木曜日):主イエスは弟子の足を洗われ『仕えること』の手本を示されました。また、弟子たちと最後の晩餐をされ、その後、オリーブ山のふもとにあるゲッセマネの園で”汗が血の滴るように地面に落ちるほど切実に祈られた。
第六日(金曜日):まったく不正な裁判の後、主イエスは十字架刑に処せられました。十字架上の7つの言葉を言われた。「父よ、彼らを赦して下さい。自分が
何をしているのか知らないのです。」「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる。」「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です。」「わが
神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか。」「渇く」「成し遂げられた。」「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます。」そして墓に葬られました。
第七日(土曜日):主イエスは亜麻布に包まれた状態で墓に納められた。
第八日(日曜日):主イエスは復活され、死に打ち勝った
ピラトはこの後どうなったのかは諸説があります。問題を起こして処刑された。また熱心なクリスチャンになったとも言われている、ピラトは主イエスを処刑す
る際「群衆の前で手を洗って言った。この人の血について、わたしには責任がない」(マタイ27:24)。もし、ピラトが本当にクリスチャンになったとする
ならば、その道は一つ、主イエスを十字架につけたのは「私だ」という自覚と告白です。主イエスは今も、私たちに問われます。あなたはわたしの十字架を信じ
るか。あなたは何と答えますか。