【主日礼拝メッセージ 】 イースター(復活祭)                                    2017年04月16日 

   『絶望から希望へ  

ルカによる福音書24章1-12節(新約p.159)

山岸 明牧師

イエス・キリストは復活され今も生きておられる。これが私たちの信仰の土台です。十字架で死んで終わりではありません。主イエスの復活は死から命へ、暗闇から光へ、絶望から希望へと私たちを導きます。

女性たちが「週の初めの日の明け方早く、準備しておいた香料を持って墓に行った」(24:1)。女性たちが墓に着くと、石が墓のわきに転がしてあった。墓 の中に入って見ると、そこに主イエスの遺体はなかった。彼女たちは途方に暮れた。すると天使が現れて言った「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すの か。あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ」(24:5−6)。この天使を通して語られた神様のメッセージを心から受け取りたい。私たちも人生 の中で途方に暮れるときがあり、問題の解決を、逃れの道を探しても見つからない事がある。

女性たちは墓の中に主イエスを捜したが、そこにはおられなかった。私たちも途方にくれたとき墓のような暗闇の中で主イエスを捜していないでしょうか。主イ エスは復活された。ここがポイントです。主イエスは生きておられるという確信に立って人生を歩むのか、それともイエスは死んでおられないという中で人生を 歩むのか。大きな分かれ道です。

考えてください。私の人生、復活した主イエスが共にいてくださるならどうなのか。主イエスが全てを益に変えてくださるならどうなのか、主イエスが命を捨て るほどに私を愛してくださっているならどうなのか。主イエスは私を祝福し、最善を行ってくださるならどうなのか、いつもこのように考え確信していく、これ が復活の上に建てられた私たちの信仰です。

この復活の出来事をあなたがいま信じるなら、私たちの人生のうえに復活の出来事が現実として起き、死から永遠の命に、暗闇から光に、絶望から希望へと生き ることができます。また、死を打ち破って復活された主イエスはいつも私たちに、痛みの中から、苦しみの中から、落胆の中から、不安の中から、そして暗闇の 墓の中から出てきなさいと呼びかけてくださっています。