【主日礼拝メッセージ 】                                                                                     2017年07月16日 

                          『神は心を見られる』

                      使徒言行録5章1−11節
                              山岸 明牧師

 聖 霊を受けた人たちの特徴は富に支配されなくなった。神様から本当に確信を頂いたら、その喜びを頂いた人は、誰から命じられるわけではなく、自発的に彼らは 持ち物を共有し、頂いているものを分かち合った。すべてが神様から頂いたものだから分かち合う、ここに初代教会クリスチャンの姿、聖霊に満たされた人たち の生活スタイル(持ち寄って支える)を見る事ができる。素晴らしい出来事です。

  しかし聖書には、もう一つの側面があります。アナニアとサフィラという夫婦は相談して、自分たちの持っていた土地を売り、その一部を持って来て使徒たちの 足もとに置いた。素晴らしいです。ところがペトロは「アナニア、なぜ、あなたはサタンに心を奪われ、聖霊を欺いて、土地の代金をごまかしたのか」(3)と 言われた。アナニアは売った一部を持ってきたのに全部を捧げたかのように装った。するとアナニアは倒れ、息を引き取った。そこに妻が戻った。ペトロは聞い た。「あなたはこれこれの値段で売ったのか、はい、そうです」(8)。主の霊を試すとは、何としたことか。するとサフィラも息絶えた。

  問題は「代金をごまかした」ということよりも、「神を欺こうとした」ことです。ペトロは言った「。売らないでおけば、あなたのものだった し、また、売っても、その代金は自分の思いどおりになったのではないか」(4)。聖霊に満たされた人たちは、神が共にいて、私を支え、私に必要なものを与 えてくださる。その確信があったから彼らは喜んで捧げた。アナニア夫婦はそれを見ていて、行動は同じようにしたが、心をごまかし、神を欺いていた。惜しむ 気持ちが出たなら正直に神様に言えば良いのです。

 何故、こうなったのか?ペトロはアナニアに言った「あなたはなぜサタンに心を奪われたのか」サタンはみ言葉に疑いを持たせ、現実を不安に陥れます。そし て見栄を張らせます。サタンは心のスキを狙って入って来て、私たちを愛と喜びの信仰の世界から、苦しい宗教の世界に引き入れます。気をつけよう。



 
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