【主 日礼拝メッセージ 】                                                                                   2017年11月19日 

                         

『霊に燃やされて』

テモテへの手紙(二)1章3−14節
山岸 明牧師             

 
                
パウロが伝道の旅をしている時に一人の青年に出会った。名前はテモテ、とても評判のよい青年でした。パウロは彼を伝道の旅に連れて行きたいと思いテモテに 一緒に主のために働こうと言うと彼は信仰に燃えてパウロに従った。旅をしながらパウロからいろいろ学んだ。彼は後にパウロが開拓した教会で指導にあたっ た。テモテは信仰に燃えて主に忠実に仕えていた。

テモテへの手紙はテモテ個人に送った手紙で第一と第二の手紙があります。第一の手紙にはテモテにどのように教会で信仰生活を送っていくべきかが記されてい ます。祈りの生活をしなさい、立派な奉仕者になりなさい。兄弟姉妹を大切にしなさい。若いからと馬鹿にされないように言葉、行動、信仰など、人々の模範と なるようにしなさい。信仰の戦いを立派に戦い抜き、あなたにゆだねられているものをしっかり守りなさい、などです。

しかし、次第にテモテの燃えていた信仰の火が衰えはじめ、今や燃え尽きる寸前の状態に陥ってしまった。パウロは第二の手紙の冒頭で「わたしが手を置いたこ とによってあなたに与えられている神の賜物を、再び燃え立たせなさい」(6)と言った。それはイエス・キリストを信じたときに与えられた聖霊です。「聖霊 は臆病の霊ではなく、力と愛に満ちた霊です。」その恵みによって強くなりなさいと励ました。

私たちが信仰に燃えている時、何によって燃やされていますか?自分の熱い思いですか。熱心なことは大切ですが、それだけだといつか燃え尽きてしまいます。 私たちは燃え尽きない火によって燃やされたい。それはどんな火か、モーセが言った。「見よ、柴は火に燃えているのに、柴は燃え尽きない」この燃え尽きない 火で燃やされること。その火こそ「聖霊」です。

燃えると言う事はそこにエネルギーがでます。憎みに燃えると周りの人々に悪いものを発します。無関心に燃えると人を失望させます。聖霊に燃やされる時、そ こから出るエネルギーは恵みとなって、周りに励ましと勇気と希望を与えます。決して間違ったものに燃えてはいけない。今、あなたを動かしているエネルギー は何ですか?聖霊に燃やされるように祈りましょう。


 
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