主日礼拝メッセージ                                                                                   2018年02月18日 

                         
『バルナバ(慰めの子)の働き
使徒言行録 11章19-26節 (p. 235) 
 山岸 明牧師

              
 バルナバとはニックネームで名前はヨセフと言います。バルナバとは「慰めの子」という意味である。つまりヨセフは慰めの人であった。彼は相手をいたわる 事ができ、ねぎらう事もでき、励ます事もできた人です。今の時代、バルナバ(慰め)が最も必要とされている時です。多くの人が慰めを、励ましを求めていま す。

 初めに、ペトロが初めての説教をしたとき、三千人ほどの人が洗礼を受け教会の仲間に加わった。2回目の説教では五千人ほどの人が導かれた。合計八千人の 人々が教会に押し寄せた。それは大きな恵みであるが、大きな問題も起こった。彼らは飢え渇きの解放を求めて教会に押し寄せた。バルナバは押し寄せる貧しい 人や、弱い者たち、それに対応しようとする教会のために自らの土地を売って彼らの必要を満たし教会を助けた。この出来事は受ける方も与える方にも大きな慰 めとなった。

 次に、キリストに従う者を迫害していたサウロが聖霊を受け、悔い改めてキリストを信じる者に変えられた。パウロは弟子の仲間に加わろうとエルサレムに来 たが、だれもパウロの事を信用せず受け入れようとしなかった。だが、バルナバは心を開きパウロを受け入れた。そして使徒たちのもとにパウロを連れて行き彼 を弁護した。それによってパウロは弟子の仲間に加わった。このバルナバの支えがパウロの伝道の道を開いた。

 その後、バルナバとパウロは一つの伝道チームとして偉大な働きをした。パウロは主の言葉を宣べ伝えたすべての町にもう一度訪問したいとバルナバに言っ た。バルナバはマルコを連れて行きたいと思った。しかしマルコの事でパウロとバルナバは激しく衝突してしまった。マルコは以前、伝道の旅の途中で逃げてし まった。そんなマルコを連れて行くのは反対。バルナバはマルコに再度チャンスを与えてやりたいと思った。結果、別々の道を行く事になった。バルナバはマル コに寄り添い、彼を慰め、励まし、マルコ育てていった。

 バルナバのように慰め、励まし、共に寄り添う事が大切です。慰めの子、励ましの子となりませんか。

               



 
 戻る