主日礼拝メッセージ                                                                                   2018年10月07日 

光と闇

エフェソの信徒への手紙 6章10-20
                                                                            山岸 明牧師     

主イエスが光として誕生されたとき、救い主を抹殺しようとする闇の力も働いた。今でもその光を消そうと、救いをこの世から無くそうとする闇の力が働いてい る。聖書は言います。「悪魔の策略に対抗して立つことができるよう、神の武具を身に着けなさ。わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではない」(11 -12)。私たちの戦いは人間ではなく悪の諸霊を相手にするのです。

悪魔の策略は人間同士を争わせ愛し合うという関係を壊すこと。悪魔は色々な手段を使って愛の関係を壊したい。「愛することのない者は神を知りません。神は 愛だからです」(ヨハネ(一)4:8)。愛の関係が壊れれば神が分からなくなるから、それが悪魔の策略です。聖書は悪魔の策略に立ち向かって勝利するため には、神のすべての武具を身に付けなさいと言われる。

@ 真理の帯:真理とは聖書の教えといっても良い。それをしっかり学んで身に着けること、信仰は勉強ではありませんが学ぶ事を疎かにすると悪魔に足をすくわれます。教会では毎週「教会学校」が開かれています。真理の帯をしっかりと身に付けましょう。
A 正義の胸当:人間の正義ではありません。神の義です。この胸当てを身に着けているかぎり、何者も私たちを神から引き離すことはできません。
B 平和の福音:私たちは福音を伝える事によって悪魔に勝つのです。使徒言行録に迫害を受けた人々のことが記されています。「さて、散って行った人々は、福音 を告げ知らせながら巡り歩いた」(使徒8:4)。人間相手に戦う代わりに、福音を伝えた。これが悪魔と戦うための履き物です。
C 信仰の盾:悪魔は様々な火の矢を放ってきます。疑い、誘惑、苦難、災い、火の矢が飛んでくる現実は避けられないが、神への信頼が火の矢を消すのです。
D 救いの兜:「救いの希望を兜としてかぶりなさい」(テサロニケ5:8)とある。この戦いは永遠に続くのではありません。勝利の日が来る。その希望を手放してはなりません。
E 霊の剣:神の言葉が語られ聞くところ、それは礼拝です。礼拝を疎かにしてはなりません。御言葉によって生き、歩むときに、私たちは完全に勝ち抜いて固く立つ事が出来るのです。
               

 
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