主日礼拝メッセージ                                                                                   2019年1月6日 

クリスチャンと呼ばれた
使徒言行録11章19−30節 
                                                                              山岸 明牧師
  エルサレムから遠く離れたアンティオキアに教会ができた。それはステファノの事件がきっかけで起こった。ステファノとはキリスト者最初の殉教者です。その 死をきっかけにキリストを信じる者たちへの大迫害が起こった。そのとき迫害の先頭に立っていたのがパウロでした。彼らは迫害から逃げながらキリストを宣べ 伝えて行った。迫害は確実にマイナスなことです。だがそれを通してキリストが世界に広がって行った。

  逃げた先のアンティオキアに福音が伝わり教会ができた。そのうわさがエルサレムにある教会に届いた。そこでバルナバを指導者として遣わし た。教会につくとバルナバは神の恵みを見て喜んだ。何が見えたか?教会にはユダヤ人と異邦人がともに恵みを分かち合っていた。彼らに恵みが見えたと言う事 は、恵みに生きていたということです。恵みを受けたら、そのように生きるのです。

 私たちは主イエスが十字架で勝ち取って下さった罪の赦しの恵みを生きているでしょうか。主イエスが命を捨てるほどに私を愛して下さったという恵みを生き ているでしょうか。天地万物を造られた神を「父よ」と呼べる恵みを生きているでしょうか。バルナバは恵みを見て心から喜んだ、そして言った。「固い決意を もって主から離れることのないように」(23)。しっかりと心に刻もう。

 この後、バルナバはサウロ(パウロ)を捜しにタルソスへ行った。このときパウロは回心をして主イエスを信じる者になっていた。バルナバはパウロにアン ティオキア教会で一緒に働こうと言って連れて来た。彼らは丸一年そこで働き主の恵みを伝えた。このアンティオキアで弟子たちが初めてキリスト者と呼ばれる ようになった。パウロはステファノの殺害の時にはその場にいて殉教に追いやった。そのステファノの迫害を通してアンティオキア教会ができた。そこに迫害者 であったパウロが行ってキリストを伝える働きをしている。

 神の物語です。悪を善にかえる神の力。パウロの罪、失敗が主イエスを信じたことによってすべてを益に変えられた。パウロの人生に大逆転が起こった。マイナスの人生がプラスになった。主の恵みに生きる時、人生の大逆転が私の人生にも起きるのです。
        
               

 
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