主日礼拝メッセージ                                                                                          2019年09月15日 

イエスの12弟子(10)アンデレ 』
ヨハネによる福音書1章35−42節
山岸 明牧師
        
      

  アンデレはどんな人?と聞かれたら「普通の人」だと言える。聖書でアンデレが紹介されるときの多くは「ペトロの兄弟アンデレ」です。ペトロがあまりにも偉 大だったので、いつもペトロの兄弟アンデレと呼ばれた。ペトロが主役であるならばアンデレは脇役のような存在です。私たちはペトロよりもアンデレから学び たい、何故なら、私たちはアンデレと同じ普通の人間だから、アンデレのすごいところはペトロの真似をしないで、アンデレとして生きた。主イエスはアンデレ の普通の働きを祝福し、それを用いてくださった。

次にアンデレの特徴は?と聞かれたら、いつも主イエスを誰かに紹介し、主イエスのもとに導く人でした。ペトロを主イエスのもとに連れて行ったのもアンデレ でした。「ヨハネの言葉を聞いて、イエスに従った二人のうちの一人は、シモン・ペトロの兄弟アンデレであった。彼は、まず自分の兄弟シモンに会って「わた したちはメシア『油注がれた者』という意味に出会った」と言った。そしてシモンをイエスのところに連れて行った。」(ヨハネ1:40−42)。アンデレの 一番の貢献は兄弟のペトロを主イエスに導いたこと。

あるとき、主イエスのもとに集まった5000人以上に人々のお腹を「5つのパンと2匹の魚」満たした。そのとき「ここに大麦のパン五つと魚二匹とを持って いる少年がいます。」(ヨハネ6:1−15)と言ってアンデレが少年を主イエスのもとに連れて来た。「パン五つと魚二匹」ごく普通の食事です。普通のもの を主イエスの前に差し出したとき、主イエスのみ手の中で小さなものが大きなものに変えられた。

また過越しの祭りのとき、礼拝をするためにエルサレムに来たギリシア人が主イエスにお目にかかりたいと頼んだときフィリポはアンデレに言って主イエスのも とに連れて行った。(ヨハネ12:20−26)ここでもアンデレは主イエスのもとに導いた。アンデレは相手を説得したわけではなく、おそらく来てみなよ。 聞いてみなよ、このような普通の伝道をしたと思う。主イエスは私たちの普通の働きを祝福し、また必要とされている。自分らしく普通で行こう。


         

 
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