「だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた」（5：17）。
神様との関係が回復するとき、それは新しい人生のスタートです。それは、神様に「愛されている」というところから出発します。「神は、独り子を世にお遣わ
しになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに神の愛がわたしたちの内に示されました」（ヨハネ手紙一4：9）。神様と
の関係が壊れていたとき、つまり古い自分のときの生き方は、人の目に自分がどう映っているのか、愛されているのかどうか、そればかりを気にして生きてい
た。わたしの人生がいつもそこから出発するなら、人生に平安はなく、いつか疲れ果ててしまいます。
しかし、わたしの人生が十字架の愛から出発するなら、また、その愛の中に人生が立ち上げられていくならば、もう人の目にわたしがどう映っているのか、そんなところに心を奪われないで、神様の目に映る自分、愛し、赦されている本当の自分を生きる事ができます。
新しい命に生きるとは「愛されるために生きる」から「愛された者として生きる」に変えられていくのです。もし、愛されるために生き続けるなら、この愛の
旅は永遠に終わることはないでしょう。主イエスが命を捨てても愛されたという事実を信じない限り、受け入れない限り、愛の旅は終わりません。在るものを在
ると言わなければ、認めなければ永遠に終わらないのです。
神様の目の中に存在する自分、あなたは愛されている、赦されている、この「愛」をあると信じ受け入れてください。私たちの人生は変えられます。この愛に
人生をかけて裏切られた人は一人もいません。この愛を信じて、この十字架の愛を受け取って、新しい人生をスタートさせてください。