主日礼拝メッセージ                                                                           2020年2月2日 

教会を守るのは“あなた”です

エフェソの信徒への手紙4章1−6節(新約 p. 355)

山岸 明牧師


   神によって呼び集められた私たちは教会を守るという大切な使命が与えられています。ではどのように教会を守っていくのか。
 1、一致をしていくこと:本日の聖書箇所エフェソ4章3−5節に一つと言う言葉が6回も出てきます。「体は一つ、霊は一つです。それはあなた がたが、一つの希望にあずかるように招かれているのと同じです。主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ」(4)。私たちの一致はキリストによる同じ救い、同じ 永遠の命、同じ将来(天国)の希望に預かっている。ここに私たちの思いを一つにしていく。

2、情熱を持って教会を愛すること:私たちは教会に対する理想と教会の現実と違いに失望してしまうことがある。しかし、たとえ教会が不完全であっても、私 たちは情熱を持って教会を愛さなければなりません。ボンフェッファーは、私たちが教会に幻滅する事は、私たちの完全主義を打ち砕くものとなり良い事だ、完 全な教会でなければ愛せないという幻想を早い段階で捨て去る事によって、私たちは格好をつける事をやめ、私たちがみな不完全で、恵みを必要としている事を 認める事ができるようになり、そこから、真の共同体が始まると言っている。

3、批判するのではなく、励ますこと:教会の中で問題が起こってくると、どうしても批判的になるが、パウロは起きた問題点だけを見ないで、その本質を見つ めなさいと言っている。それは、教会は生きたキリストの体であること。これは人に対しても同じ事が言えます。その人の悪いところだけを見て、裁いたり、責 めたりするのではなく、その本質を見ること、それは、この人も神は愛されている存在である。

4、うわさ話をさけること:教会を守るためにはうわさ話を避けなければいけません。箴言に次のような御言葉があります。「秘密をばらす者、中傷し歩く者、 軽々しく唇を開く者とは交わるな」(箴言20:19)「木がなければ火は消える。陰口を言う者が消えればいさかいは鎮まる」(箴言26:20)
仙川教会を訪れた人たちがもう一度行ってみたい、と思えるような温かで愛に満ちた教会になるよう、私たちは一致を守り、情熱を持って教会を愛し、相手を励まし、うわさ話をさけて、教会を守っていきましょう。


 
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