主日礼拝メッセージ                                                                           2020年3月22日 

招きと決断

マタイによる福音書22章1−14節(新約p42)

「招かれる人は多いが、選ばれる人は少ない。」
マタイによる福音書22章14節

山岸 明牧師


今日のお話は主イエスの最後の一週間の間に起きた出来事です。主イエスは多くの群衆に迎えられ“子ろば”に乗ってエルサレムに入場された。主イエスは神殿 の境内に入り多くの人々に教えておられるとき、宗教(政治)指導者たち来て「あなたは何の権威によってこのようなことをしているのか。だれがその権威を与 えたのか」といった。

敵対する彼らに主イエスは「ところで、あなたがたはどう思うか」と言って、続けざまに3つのたとえを話された。「婚宴」の譬えは最後に話されたものです。 王が王子のために婚宴を開いた。王は使いをやり婚宴に招いていた人々を呼んた。するとみな出席を断った。それでも王はまた使いをやり、すべての食事の用意 が整いました。さあ、婚宴においでください。

すると「人々はそれを無視し、一人は畑に、一人は商売に出かけ、また他の人々は王の家来たちを捕まえて乱暴し、殺してしまった。王は怒り、軍隊を送って、 この人殺しどもを滅ぼし、その町を焼き払った。」このたとえの王は神で、王子は主イエスです。招かれていた人々はイスラエルの民。彼らは「救い主」が来ら れることを信じ、日々、待ち望んでいた人々です。しかし、彼らは主イエスを救い主と認めず十字架につけた。

彼らは主イエスのたとえを聞き、自分たちに語られたものであると気づきますが、悔い改めることをしませんでした。その結果、主イエスが語られた通りにAD70年にイスラエ(エルサレム)はローマ帝国によって完全に滅ぼされてしまった。

王は家来たちに言った。「婚宴の用意はできているが、招いたおいた人々は、ふさわしくなかった。だから、町の大通りに出て、見かけた者はだれでも婚宴に連 れてきなさい。」その結果「救い」は異邦人である全ての人々に及びました。今、主イエスは私たちを救いへと、また弟子へと招いておられます。今こそ決断の ときです。


 
 戻る