主日礼拝メッセージ                                                                           2020年4月19日 

心にとめて実行する
 
  フィリピの信徒への手紙4章9節   
「わたしから学んだこと、受けたこと、わたしについて聞いたこと、見たことを実行しなさい。
そうすれば、平和の神はあなたがたと共におられます。」



山岸 明牧師


  この手紙を書いているパウロは牢獄にいます。殉教を目前にした状況の中で喜びに満ちた手紙を書いた。パウロは喜びの根拠を、一体、何処に置いていたのか。 それは復活の主イエスであった。私たちは主イエスを信仰しつつも、生活の根拠がどこにあるのか、主イエスか、自分か、この世か、獄中にあってパウロは喜び に満たされて言う、主の教えを心にとめ、その教えを実行しなさい。

    初めに愛されていることを心にとめましょう。
私たちは「愛されている」という事をただ標語のように掲げていないでしょうか。私たちは愛されている者として生活の中で、自分の考え・会話・行動に表して いかなければいけません。パウロは言った「わたしから学んだこと、受けたこと、わたしについて聞いたこと、見たことを生活の中で実行しなさい」。

 次に言葉はいつも前向きに。
ある心理学者が、人が一日に語る言葉について調べたところ、80%以上が否定的な、消極的な表現だったと言います。「悪い言葉を一切口にしてはなりませ ん。ただ、聞く人に恵が与えられるように、その人を造り上げるのに役立つ言葉を、必要に応じて語りなさい」(エフェソ4:29)。肯定的な言葉は、私たち 自身を変えるばかりではなく、私たちの状況も変えていきます。悪魔が喜ぶのは、私たちが否定的、消極的な言葉を使う時です。『だめだ、困った、何で私ばっ かり、』こう言うと、悪魔は喜んで『そうだ、そうだ』と言って、私たちの心に巣をつくっていきます。否定的な言葉は自分自身と相手の心をもむしばんでいき ます。最後に、人は触れるものに似る。
 「私たちは皆、顔の覆いを除かれて、鏡のように主の栄光を映し出しながら、栄光から栄光へと、主と同じ姿に造りかえられていきます。これは主の霊の働き によることです」(コリント(ニ)3:18)。人は説明を聞いただけでは信じません。見て、触れる事により信じ、変わるものです。私たちが主イエスについ て語るだけでなく、実際、主イエスによって生かされ、前向きに生きているその姿に触れるとき、人々は影響を受け変わり始めます。伝道するには説明も必要で すが、一番は私たちが主イエスに似た者としての生き様が良い証しになります。


 
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