使徒言行録は聖霊を受けた弟子たちの働きが記されています。「ペトロとヨハネが、午後三時の祈りの時に神殿に上って行った。すると、生まれながら足の不自
由な男が運ばれて来た。神殿の境内に入る人に施しを乞うため、毎日「美しい門」という神殿の門のそばに置いてもらっていたのである。」(1-2)。この
後、男性はイエス・キリストの名によって癒され、神を賛美する者に変えられた。一方のペトロとヨハネも聖霊を受けての働きだった。
初めに、聖霊を受けると人間関係が変わる。ペトロとヨハネは「水と油」のような関係でした。ペトロは自己顕示欲が強く、常に自分が・・という思いが出て
しまう。ヨハネは「雷の子」と呼ばれるほど怒りの人、この二人が一緒にいてうまく行くはずはない。しかし、聖霊を受けた二人は一緒にいて「わたし」ではな
く「わたしたちを見なさい」と言った。聖霊を受けると自分中心から解放され、主イエス中心になり人生が変わります。
次に、聖霊を受けると見る目が変わります。ペトロとヨハネは「彼をじっと見た」(4)。彼らが見ている目は主イエスの目です。主イエスが見るように物事
を見始めます。例えば、相手の良いところも悪いところも含め、その人の存在を認め、受け入れていきます。そして、主イエスが私を愛してくださっている“ま
なざし”で、私たちも相手を見ていくように変えられます。
最後に、聖霊を受けると見せたいものが変わります。以前の私たちは金銀がある事を見せたかった。成功や地位・名誉を誇るために得たかった。強く大きく
なったところを見せたかった。その時は反対に主イエスを見せるのが嫌だった。隠しておきかたった。しかし「わたしには金銀はないが、持っているものをあげ
よう。ナザレの人イエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい」(6)。と告白できる者となった。このように聖霊を受けると人間関係が変えられ、
主イエスの目で社会を見て、誇るものも変えられていきます。聖霊に満たされましょう。これからも、キリストの証人として新しく変えられていきましょう。