主日礼拝メッセージ                                                                           2020年5月24日 

教会からそれぞれの場所へ
 
  
使徒言行録8章4節
「さて、散って行った人々は、福音を告げ知らせながら巡り歩いた。」


山岸 明牧師


 「その日、エルサレムの教会に対して大迫害が起こり、使徒たちのほかは皆、ユダヤ人とサマリアの地方に散って行った」(8:1)。そして、「散って行っ た人々は、福音を告げ知らせながら巡り歩いていた」(8:4)。弟子たちが逃げながら、ある者は命を捨てても福音を伝えた。その福音が時代を超えて今、私 たちのところまで来てくださった。

 「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりではなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる」(使徒1:8)。キリストの約束がいかに確実であるのか。

 では、福音を受け取りクリスチャンとさせて頂いた私たちがすべきことは何か。それは主イエスのように歩むこと。では主イエスが最初にしたことは?それは 「神の国について話された」(マルコ1:5)。神の国とは神が支配するところです。私たちは神がこの世を支配していることを知っています。故に教会(私た ち)はこの世に神の希望を語るために時間(命)を使わなければなりません。「あなたがたは、以前には暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。 光のこと歩みなさい」(エフェソ5:8)。

 次に主イエスは「悔い改めて福音を信じなさい」と仰せられた。教会(私たち)はこの世に向かって悔い改めを呼びかけます。それは人が一番向き合わなけれ ばならない罪の問題です。パウロは「御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。とがめ、戒め、励ましなさい。忍耐強く、十分に教えるので す」(テモテ㈡4:2)。今の社会で福音を伝えるのは勇気もいるし、忍耐もいるし、骨がおれることです。教会(私)は忠実に福音を伝えていのです。

 最後に主イエスはこの世の貧しい人々、弱い人々もために時間をつかいました。教会の中にいつも決まった人がいて、決まったように礼拝をし、お祈りをして いるのは主イエスが望まれている教会の姿ではありません。私たちはもっと出ていくべきです。そして福音を伝え人々を教会へ招いてくるのです。教会は人の集 まりですから、人の動きがなければなりません。教会は人とともに成長していくのです。



 
 戻る