主日礼拝メッセージ                                                                                                    2021年01月03日 

 神は全てを良きものとして下さる

山岸 明牧師

   ローマの信徒への手紙8章28節
 「
従って召された者たちには、
万事が益となるように共に働くということを、
わたしたちは知っています。」


 
聖書: ローマの信徒への手紙8章27−28節

 
   昨年は新型コロナウイルスにより世界中が不安と恐れの中に置かれ、私たちも強いストレスを抱え歩みました。教会でも大切な主日礼拝に集えないという経験も しました。今年もコロナと共に生きる社会になります。生活様式も変わり、これから新しい時代に入っていきます。しかし、社会がどのように変わろうとも、私 たちは主の約束を信じて、皆さんと一緒に歩んでいきましょう。

 「万事が益となるように共に働くということを、私たちは知っている。」(28)神 はすべてを良きものとしてくださる。マイナスをプラスに、災いを祝福に変えてくださる。日本には「災い転じて福となす」という言葉がありますが、神は良い お方です。私たちを本気で愛しています。私たちを祝福する神であります。神を愛する者はそのことを知っています。皆さんは「万事が益となるように共に働く ということを」知っていますか?

 パウロは人生の中に起こる善いことも悪いことも、物事の移ろいには大きな意志が働いていると言いました。そして、その結果は必ず益となる、なぜならば、 その物事の移ろいを動かしているのは神であるから。神の意思は私たちを決して滅びへと押しやるのではない。物事の移り変わりがどのようであれ、その結果は 益となると信じたのです。「わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。」(エレミヤ29:11)。

 パウロにとって益とは、自分に都合よく物事が動く事でも、自分の願い通リになる事でもない。神から与えられた結果は何であれ益となる、と信じる事でし た。人生に起きた出来事を一つ一つ見たら、益に見えない事がたくさんある、何でこんな事が起きるのか、これは私の人生に必要ない、私はこんな事を望んでい ない。そんなマイナスの出来事であっても、そこに神が手を加えられるとすべてが益となり、人生にプラスに働く、それがパウロのいう「万事が益となるように 共に働く」という事です。もし、神と無関係であるなら「万事が益となる」という根拠はどこにもありません。しかし、私たちは既に神のご計画の中に、恵みの 中に、神との深い関わりの中にいる者です。私たちの人生の背後には偉大なる神がいてくださる事を確信し2021年も歩んでいきましょう。


 
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