主日礼拝メッセージ
[平和を覚える礼拝 ]
2021年08月08日
私たちは誰もが平和を願っています。しかし、人類はこの願いに反して争いを続けています。戦争、紛争、争いが尽きない中で、平和の難しさを思い知らされ
ています。主イエスは集まってきた群衆に向かって仰せられた。「平和を実現する人々は幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。」(マタイ5:9)
憎しみが渦巻く中で人はどのように平和を実現できるのでしょうか。主イエスは「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれ
を、世が与えるように与えるのではない。」(ヨハネ
14:27)と仰せられた。それはこの世の平和ではなく、主イエスが与えてくださる平和です。主イエスが与える平和とは創造(クリエーション)。平和の無
いところに平和を創り出すこと。それは主イエスのお言葉一つあれば、そこに平和は創り出されていくのです。
私たちが平和を実現するには、主イエスが十字架上で祈られた「父よ、彼らをお赦しください。」(ルカ23:34)この祈りが私のものとならなければなり
ません。人を赦すことができない私のために、主イエスが十字架上で祈られ、命を捨ててくださったこと、私は赦されている存在であることを知ることです。そ
して、主イエスのお言葉を信じ受け入れること、そこから赦す力が与えられるのです。こんな私が愛されていることを知るとき、私の中から愛する力が湧き出て
くるのです。そのときに奇跡は起こります。
主イエスの十字架こそ、二つのものを一つにします。「十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました。」
(16)愛することが難しいと感じている方、赦すのが難しいと心を痛めている方、主イエスの十字架のお言葉を信じて受け入れてみてください。主イエスの愛
と赦しに満され、私たちは平和を実現できる者へと変えられていきます。「実にキリストはわたしたちの平和であります。」平和を実現していきましょう。
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