主日礼拝メッセージ                                                                          2021年10月03日 

「どうしたら仲良く生きられるか」
山岸 明牧師

聖書:ヨハネの手紙 一 3章11−18節
「子たちよ、言葉や口先だけではなく、行いをもって誠実に愛し合おう。」

 私たちが幸せになるために残されている大きな課題に「どうしたら仲良く生きられるか。」があります。12節に「カインのようになってはなりません。」 (創世記4章)とあるが、カインは弟アベルを殺してしまった。聖書に出てくる最初の殺人事件は一番愛し合わなければならない家族の中で起こってしまった。 *現在も日本の殺人事件の半数以上は家族の間で起きています。

 私たちはどうしたら仲良く生きられるのでしょうか?聖書には「互いに愛し合いましょう。」(11)とあります。親子が、夫婦が、兄弟が、友人が、互いに 愛し合うことです。「互いに忍び合い、責めるべきことがあっても、赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたも同じようにしな さい。これらすべてに加えて、愛を身につけなさい。」(コロサイ3:13−14)

 一般社会では、私たちのしている働きの85%は他の人でもできる働きです。更に、残りの15%のうちの10%もトレーニングを積めば、これも誰かに代 わってもらえるもの、何と私たちの働きうち95%は、私でなくてもよい、代わりがきくのです。残念ですが、私たちはそれほど重要人物ではないのです。
ところが最後の5%だけは、私にしかできないこと。例えば、親孝行をする、妻を愛する、夫を愛する、子どもを愛する・・・ことなど。これらは私にしかでき ない事柄です。そしてもう一つは、自分自身を成長させることです。これも誰かに代わってもらうことはできません。自分で果たさなければならないものです。
私たちが、隣人に良い影響を与えることのできるクリスチャンとなるには、この5%に心とエネルギーを注がなければなりません。まずは身近な家族を愛していきましょう。教会も神の家族です。この5%に力を注ぐとき、残りの95%もさらに豊かになるのです。

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