主日礼拝メッセージ                                                                          2021年10月31日 

励まし合いなさい

山岸 明牧師

ヘブル人への手紙 10章19-25節

「ある人たちの習慣に倣って集会を怠ったりせず、
むしろ励まし合いましょう。
かの日が近づいているのをあなたがたは知っているのですから、
ますます励まし合おうではありませんか。



本日の聖書個所では3つのことを実践するようにと強く勧めています。
 初めに「神に近づきなさい。」(22)
 次に「希望を持ち続けなさい。」(23)
 最後に「愛と善行に励み、集会を怠らず励まし合いなさい。」(24−25)
 
 当時、人々は神殿に行って礼拝をささげていた。神殿の一番奥に至聖所があり、そこは大きな垂れ幕で遮られていた。その至聖所には大祭司のみ入ることが許 され、神と人との執り成しをしていた。故に信者が神に近づくことなど不可能であった。しかし、主イエスが十字架につかれ、息を引き取られたとき、神殿で不 思議なことが起きた。それは「神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けた。」(マタイ27:51)のです。神と人を分けていた幕が主イエスによって取り 除かれたのです。もはや神と私たちの間には遮るものは何もありません。私たちは大胆に神に近づくことができるのです。

 次に希望を持ち続けること。私たちの希望は十字架と復活の主イエス・キリストであります。この希望が揺るがぬようにするために、私たちはいつもこの希望 を告白し続けるのです。「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するから です。」(コリント㈡4:18)
 
 最後に、愛と善行に励み、集会を怠らず、励まし合いなさい。集会を怠るなとあるが、私たちが教会の交わりから離れるとき、それは霊的に後退し、孤立主義 に陥るときです。すると光の前にでるのが辛くなったり、聖書の言葉に疑いを抱きはじめたり、間違った教えに惑わされたりし、傲慢になりはじめる。故に教会 から離れないように、信仰の火が消えないように、励まし合うのです。また、私たちの中で、誘惑から逃れられる人は一人もいません。状況が整えば、私たちは どんな罪にも陥ってしまいます。私は信仰があるから大丈夫・・これは一人よがりの信仰で、一番あぶない状態です。私たちはそんなに強い者ではありません。 故に私たちは互いに愛し合い、祈り合い、励まし合い、忠告し合い、仕え合い、赦し合うのです。これは神が私たちに望んでおられること


 


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