主日礼拝メッセージ                                                                            2021年12月26日 

生きとは・・・こと

山岸 明牧師
コリントの信徒への手紙㈠13章13節
「それゆえ、信仰と、希望と、愛、

この三つは、いつまでも残る。
その中で 最も大いなるものは、愛である。」

ガラテヤの信徒へ手紙5章13−15(新約349)


 当時、すべての人が律法という教えに生きるように教育された。その教えに忠実に従う者は正しい者、従わななければダメな者とされていた。それ は本来、神が願う生き方ではなく、人が神の教えを捻じ曲げて教え、とても窮屈な生き方でした。神はパウロを通して真実を伝えました。本当に大切な事は「隣 人を自分のように愛すること」それが律法を全うすることだ。
 パウロは「隣人を愛すること」について具体的に伝えました。

1、教会の神の家族、それに属する人たちを愛するようにと言った。「特に信仰によって家族になった人々に対して、善を行いましょう」(6:10)。私たち が教会の兄弟姉妹に対して互いに愛し合う時、それは、この世に対して大きな証になると言いました「互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたし の弟子であることを、皆が知るようになる」(ヨハネ13:35)。

2、愛の実践を先延ばししていてはいけない。何故ならば「愛」が最も重要なものであるから。生活の中で優先順位の第一としなければならない。「子たちよ、 言葉や口先だけではなく、行いをもって誠実に愛し合おう」(ヨハネ一3:18)。私たちが互いの愛し合う時、そこに神のご栄光を表すことになる。

3、正しい愛し方をすること。聖書の中で最も重要な掟とされているのが、「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。 これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。隣人を自分のように愛しなさい」(マタイ22:37−39)。神を愛すること、自 分を愛すること、隣人を愛すること、これが一つに統合されていないと正しく愛する事ができません。今の社会の色々な問題、特に人間関係の行き詰まりは、こ の3つの愛が分裂をしているところにあります。自分を大切にする事、隣人を大切にすることは分かります。では、神を大切にするとは具体的にはどういう事で しょうか。それは礼拝をささげる事です。すべてはここから始まります。




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