主イエスが十字架上で語られた第三言「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です。」それから「見なさい。あなたの母です」。
ここに血のつながりではない、愛に結ばれた新しい家族が誕生した。血のつながりだけで結ばれていて愛のない家族は悲劇です。血のつながりは大事ですが、家
族をつなげる一番大切なものは愛です。ヨハネとマリアは十字架の前に愛のつながりによる家族が誕生したのです。家族は愛に結ばれているからこそ家族なので
す。
十字架のもとで作られた新しい家族、それは教会です。ここは私たちの居場所であり、安らげる場所でありたい。明日への力を、勇気を養える場所でありた
い。しかし、主イエスから目を離したら、すぐにばらばらになって裁い合いが始まります。ここは主イエスが建てられた神の愛による家族です。
次に第四言「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか。」これは十字架の第一言「父よ、彼らをお赦し下さい。」と祈られたみ言葉の成就です。今ここに神の裁きが行われ、主イエスは呪われ、見捨てられたのです。今だかつて誰も経験したことのない神の裁きです。「キリストは、わたしたちのために呪いとなって、木にかけられた」（ガラテヤ3:13）
この十字架により罪の裁きは終わった。私たちは罪から救われ、赦され、永遠の命を頂いた。もう私たちは神から見捨てられることはない、それは見捨てられる
と言う裁きを主イエスが受けて下さったから、どんな失敗があっても、何があっても見捨てられることはない、これが救いの約束なのです。
「わたしは主、あなたの神。あなたの右の手を固く取っていう。恐れるな、わたしはあなたを助ける。」（イザヤ41:13）繰り返し、繰り返し神は語ります。わたしはあなたを見捨てない、見放さない。もう裁きは終わった。あなたの罪は赦された。これから救い主である主イエスと共に生きよう。そして主イエスに愛されたように隣人を愛そう