主日礼拝メッセージ                                                               2022年07月31日

神の視点に立つ」   
山岸 明牧師

ヤコブの手紙1章1-8節
「わたしの兄弟たち、いろいろな試練に出会うときは、
この上ない喜びと思いなさい。」

   私たちの人生、視点を変えて見ると、今までとはまったく違ったものを見ることができます。聖書は、私の身に起こる試練さえも同様に、試練はただ苦しみだけではなく、視点を変えると喜びであると言います。「わたしの兄弟たち、いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい。」(2)
ヤコブは試練の上辺だけを見るのではなく、もっと注意深く見るように教えています。何故なら、試練の見方やとらえ方が私たちの態度や行動に大きく影響するからです。ヤコブが教える別も視点は、言い換えると神の視点です。「信仰が試されることで忍耐が生じると、あなたがたは知っています。あくまでも忍耐しなさい。そうすれば、完全で申し分なく、何一つ欠けたところのない人になります。」(3−4)

 神の試練は私たちの信仰を深め、忍耐を強め、何一つ欠けたところのない人に成長させてくださると言うのです。こんなに素晴らしい主の約束と、良い結果が もたらされるなら、私たちは主の約束の希望を抱きつつ、人生の中でそれを経験していきましょう。そして試練を喜びととらえていきましょう。
私の人生に、何故こんな事が・・ どうして・・と、悩み苦しむことがあります。ぶつけようのない怒りを抱くこともありまが、ペトロも次のように言います。「愛する人たち、あなたがたを試みるために身にふりかかる火のような試練を、何か思いがけないことが生じたかのように、驚き怪しんではなりません。むしろ、キリストの苦しみにあずかればあずかるほど喜びなさい。」(ペトロ4:12)
 
 ヤコブは「いささかも疑わず、信仰を持って願いなさい。疑う者は、風に吹かれて揺れ動く海の波に似ています。そういう人は、主から何かいただけると思ってはなりません。心が定まらず、生き方全体に安定を欠く人です。」(6−8)と言った。主の約束を信じ、試練を喜びととらえる信仰に生きましょう。