主日礼拝メッセージ
2022年11月06日
「あなたの新しい使命」
山岸 明牧師
ルカによる福音書5章1〜11節
「話し終わったとき、シモンに、
『沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい』
と言われた。」
全世界のキリスト教会は同じ使命を持っています。それはイエス・キリストの福音を伝える宣教の働きです。一人でも多くの方が主イエスの十字架の愛を知り、救いを受け入れてほしい、それが神様の願いであり、また教会の願いでもあります。
主イエスは漁を終え、網の手入れをしていたペトロに舟を岸から少し漕ぎ出すように言われた。あなたにとっての漕ぎ出すべき場所はどこですか?それはあなた
の心が動かされるところ、情熱が生まれるところ、それは人によって違います。こういう人に会うと主イエスの愛を伝えたいと思うところが、あなたの漕ぎ出す
ところです。教会にも神から与えられたそれぞれの領域があり、役割分担があるのです。
主イエスは更に沖に漕ぎ出しなさいと言われた。沖に出るとそこは深みです。深みのある宣教、主イエスの愛をもっと深く人々の心の中に伝えていきたい。もっ
と深く伝えるためには、もっと深く相手を知る事、心寄り添いながら、相手の人格を尊重しながら、その人の心の声、思いを聞き、理解をしようとする心。より
深く分かろうとするとき、そこに神の愛が伝わっていく。なぜなら、それは愛の行為だからです。しかし、相手を知れば知るほど心痛むことがある。マザーテレ
サは痛むほどに愛してください、犠牲や痛みをともなうものこそ本物の愛だと言った。深く愛することは十字架の愛に向かうのです。そのときに十字架の愛が知
識ではなく具体的に分かるのです。
最後に、主イエスから網を降ろしなさいと言われたペトロは「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何も取れませんでした。しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と言った。「するとおびただしい魚がかかり、網が破れそうになった。」(6)私
たちが網を降ろしても、何も収穫がないときがあります。それでも網を降ろし続けるのは、宣教は主イエスのお言葉だから、ここに従順に従っていくとき、私た
ちは必ず大収穫のときが訪れる。ただ宣教の働きは人間の力だけではできません。ご聖霊の力を得て行うのです。それぞれに与えられた新しい場所で使命を全う
していきましょう