待降節(アドベント)第2週礼拝メッセージ                                                                        2022年12月04日



メッ _セージ _『古い人を脱ぎ捨てる』
 
  

山岸 明牧師

聖書:エフェソの信徒への手紙 4章17−24節(新約p356)
「神にかたどって造られた新しい人を身に着け、

真理に基づいた正しく清い生活を送るようにしなければなりません。」



 ・聖書は何をもって古い人、新しい人と言っているのでしょうか。
古い人とは神に背を向け、自己中心で生きている人、新しい人とは神と共に歩む人です。それは自己中心から神中心に生きる新しい生き方です。新しい生き方の 中には古い生き方は似合わない、また相応しくないものです。故に古い生き方を捨てて行かなければなりません。どうしたら古い人を捨て、新しい人を身に着け られるのでしょうか。

・主イエスに心を向けること。
 「しかし、主の方向に向き直れば、覆いは取り去られます、私たちは皆、顔の覆いを除かれ、鏡のように主の栄光を映し出しながら、栄光から栄光へと、主と同じ姿に変えられていきます。」(コリント二3:18)。 私たちは自分の力でキリストに似た者になることはできません。明日から神のような善人になろうとしても無理、神のように愛に満ちた者になろうとしてもなれ ません。キリストの真似をしたら愛の人になれるか、なれません。「心の底から新たにされなさい」とある。それはキリストの心を持つこと。そうすると主イエ スのように考えることができるようになってきます。


・聖霊の働きに期待すること。
慣れ親しんだ古い自分の思いを捨て去ることは大きな痛みです。人間は変わることに抵抗があります。変わりたいが今のままで良いとも思う。変わりたいけど、 痛みがともなうならは嫌だ、自分の考え方も変えるのも嫌、古い自分に戻ることはいとも簡単です。その古い自分を棄て去ることは信仰の戦いです。私の力のみ では勝利できません。しかし、新しく生きようとする者には聖霊が働いてくださいます。そして必ず、新しい人に相応しい実を結ばせてくださいます。その結ぶ実は「愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、柔和、節制です。」(ガラテヤ5:22−23)古い人を脱ぎ捨てていこう。