待降節(アドベント)第2週礼拝メッセージ 2022年12月04日
・聖書は何をもって古い人、新しい人と言っているのでしょうか。
古い人とは神に背を向け、自己中心で生きている人、新しい人とは神と共に歩む人です。それは自己中心から神中心に生きる新しい生き方です。新しい生き方の
中には古い生き方は似合わない、また相応しくないものです。故に古い生き方を捨てて行かなければなりません。どうしたら古い人を捨て、新しい人を身に着け
られるのでしょうか。
・主イエスに心を向けること。
「しかし、主の方向に向き直れば、覆いは取り去られます、私たちは皆、顔の覆いを除かれ、鏡のように主の栄光を映し出しながら、栄光から栄光へと、主と同じ姿に変えられていきます。」(コリント二3:18)。
私たちは自分の力でキリストに似た者になることはできません。明日から神のような善人になろうとしても無理、神のように愛に満ちた者になろうとしてもなれ
ません。キリストの真似をしたら愛の人になれるか、なれません。「心の底から新たにされなさい」とある。それはキリストの心を持つこと。そうすると主イエ
スのように考えることができるようになってきます。
・聖霊の働きに期待すること。
慣れ親しんだ古い自分の思いを捨て去ることは大きな痛みです。人間は変わることに抵抗があります。変わりたいが今のままで良いとも思う。変わりたいけど、
痛みがともなうならは嫌だ、自分の考え方も変えるのも嫌、古い自分に戻ることはいとも簡単です。その古い自分を棄て去ることは信仰の戦いです。私の力のみ
では勝利できません。しかし、新しく生きようとする者には聖霊が働いてくださいます。そして必ず、新しい人に相応しい実を結ばせてくださいます。その結ぶ実は「愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、柔和、節制です。」(ガラテヤ5:22−23)古い人を脱ぎ捨てていこう。