クリスマス礼拝メッセージ                                                                        2022年12月25日



メッ セージ 『
人となられた神

 
  

山岸 明牧師

聖書:ヨハネの手紙一1章1−2節
「この命は現れました。御父と共にあったが、
わたしたちに現れたこの永遠の命を、わたしたちは見て、
あなたがたに証しし、伝えるのです。」


 イエス・キリストの誕生は、この世を紀元前と紀元後に分けるほどの出来事でした。私たちが主イエスの価値と偉大さが分かったら、私たちの人生も主イエスを知る前と後に大きく分けられるのです。

 神が人となってこの世に来られた目的は何か
初めに、人間に神はどういうお方であるかを知らせるためです、神がどれほど愛に満ち、義であり、どれほど知恵があり、力のあるお方なのかを現すため、そして人間にどれほどの関心をお持ちであるかをお示しになった。
次に、真の大祭司となるため、「この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく罪は犯されなかったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われたのです。」(ヘブライ4:15)大祭司とは主イエスのことです。大祭司とは神と人をつなぐ仲介者です。仲介者は両方の立場を理解していないと仲介者になることはできません。受肉とは人が神を理解すると同時に、神が人を理解するためなのです。

 最後に、人でなければ死ねないからです。「罪と何のかかわりのない方を、神は私たちのために罪となさいました。わたしたちはその方によって神の義を得ることができたのです。」(コリント㈡5:21)クリスマスとは主イエスが全人類の罪を背負って十字架で命をささげるためにお生まれになった。神は人間が想像もつかない破天荒なやり方で贖いを達成された。なぜ、それほどまでに、それはあなたを愛しておられるからです。

 神が人となられた出来事は究極のへりくだりです。「キリストは神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。」(フィリピ2:6)この救い主なる主イエスに出会うには、私たちがへりくだらなければ会えません。今こそ高い所から降りて、主イエスにお会いしましょう。