【主日礼拝 】                                 2013年4月14日 

 『福音を分かち合おう』 

使徒言行録4章12-22節

山岸 明牧師

 私たちが生かされている目的の中に主イエスの使命を共に担い『福音を伝える』ということがあります。私たちは伝道と聞くと『伝道は難しい』『伝道はおもしろくない』『時間がない』『やっても無駄』『自分には能力がない』『自分は口下手だから』と、多くの人が伝道アレルギーのようになり、自信をなくし、最後には主イエスの恵みを一言も語らなくなってしまいます。

 そこで、私たちにもできる伝道、私にしかできない伝道があります。
その1『証し伝道』それは自分の体験談を分かち合う事です。「主に感謝をささげて御名を呼べ。諸国の民に御業をしめせ」(詩編105:1)。神様の行為の一つ一つに感謝し、人々に伝えなさと言われています。私たちは『証し』を通して、この世に対してはっきりと伝えていくように命じられているのです。ここで言われるのは自分の証です。『クリスチャンになる前、私の人生は〜でした。主イエスに出会って私の人生は〜のようになりました。』すると相手はなるほど・・・体験談は人の心に残りやすいのです。

 「あなたがたの抱いている希望について説明を要求する人には、いつでも弁明できるように備えていなさい」(ペトロ(一)3:15)。@キリストに出会う前の生活はどうだったか。Aどのようにして自分がキリストを必要としていることに気づいたか。Bどのようにして自分の人生をキリストに明け渡すようになったか。C人生にどのような変化が起こったかを分かち合うのです。

 その2『証し伝道』は関係からはじまる。
主イエスの伝道は徴税人や罪人、遊女たちの友となられたところから始まりました。一緒に食事をし、語り合い、福音を分かち合いました。律法学者はどうだったでしょう。彼らから逃げ、距離を置き、関係を断とうとしました。証しをするとは、相手を説得して、納得させることではありません。ただ、自分の信仰体験を語ることです。ありのまま、失敗や弱さ、愚かさを隠さないで、普段話す言葉で語ることです。これなら私たちにもできるはずです。勇気を持って大胆に語りましょう。


 
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