【クリスマス礼拝 】                                 2014年12月21日 

     招かれる主』      

マタイによる福音書11章25-30節

山岸 明牧師

  メリークリスマス。「救い主」がお生まれになった。肉体をもってこの世に来られた。その目的は何か。ヨハネの「救い主」理解は、当時ローマに支配されてい たユダヤを政治的に軍事的にクーデターでも起こして開放してくれる「救い主」でした。ユダヤのヘロデ王の「救い主」理解は、自分を王の座から引きずり下ろ そうとする憎むべき敵でした。ヨハネもヘロデ王も「救い主」理解を間違え故に苦しみました。

 皆さんにとっての「救い主」とは、どういう意味をもつでしょうか。救い主が来られた。あなたにとってそれは嬉しい事でしょうか。恐ろしい事でしょうか。 良く分らないと言う方もおられると思います。しかし、私たちが救い主の「救い」を正しく理解しなければ、私にとって本当の救いにはなりません。

 救い主が来られた目的は、この世を大改革する事でも、悪を全部滅ぼす事でもなく、私たち一人ひとりの『罪の救い』『死からの救い』のために来られたので す。「罪の支払う報酬は死です。」(ローマ6:23)とあるように、罪と死から救われることが聖書の言う真の救いです。そして、救われた者がどうなるかも 聖書に記されています。「はっきり言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしのお遣わしになった方を信じる者は、永遠の命を得、また、裁かれることなく、 死から命へと移っている」(ヨハネ5:24)。

 主イエスは仰せになりました。死は終わりではない。私たちのゴールは棺桶でも、墓場でもない。その向こうにある永遠の命、天国、そこにあるのは喜びだけ です。主イエスを信じて罪ゆるされ、永遠の命を頂くと言うのは、人生のゴールが変わるのです。それは死と言う絶望の暗闇に向かうのではなく、永遠という喜 びに向かうのです。創世記1章「夕べがあり、朝があった」。闇から光に向かうのです。

 今、多くの人が人生の旅に疲れています。主イエスは「疲れた者、重荷を負うものは、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」と招いておられ ます。その招きに素直に応え、そして、神が私たちにくださったプレゼント(イエス・キリスト)を是非、受け取ってください
 
 
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