メリークリスマス。「救い主」がお生まれになった。肉体をもってこの世に来られた。その目的は何か。ヨハネの「救い主」理解は、当時ローマに支配されてい
たユダヤを政治的に軍事的にクーデターでも起こして開放してくれる「救い主」でした。ユダヤのヘロデ王の「救い主」理解は、自分を王の座から引きずり下ろ
そうとする憎むべき敵でした。ヨハネもヘロデ王も「救い主」理解を間違え故に苦しみました。
皆さんにとっての「救い主」とは、どういう意味をもつでしょうか。救い主が来られた。あなたにとってそれは嬉しい事でしょうか。恐ろしい事でしょうか。
良く分らないと言う方もおられると思います。しかし、私たちが救い主の「救い」を正しく理解しなければ、私にとって本当の救いにはなりません。
救い主が来られた目的は、この世を大改革する事でも、悪を全部滅ぼす事でもなく、私たち一人ひとりの『罪の救い』『死からの救い』のために来られたので
す。「罪の支払う報酬は死です。」(ローマ6:23)とあるように、罪と死から救われることが聖書の言う真の救いです。そして、救われた者がどうなるかも
聖書に記されています。「はっきり言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしのお遣わしになった方を信じる者は、永遠の命を得、また、裁かれることなく、
死から命へと移っている」(ヨハネ5:24)。
主イエスは仰せになりました。死は終わりではない。私たちのゴールは棺桶でも、墓場でもない。その向こうにある永遠の命、天国、そこにあるのは喜びだけ
です。主イエスを信じて罪ゆるされ、永遠の命を頂くと言うのは、人生のゴールが変わるのです。それは死と言う絶望の暗闇に向かうのではなく、永遠という喜
びに向かうのです。創世記1章「夕べがあり、朝があった」。闇から光に向かうのです。
今、多くの人が人生の旅に疲れています。主イエスは「疲れた者、重荷を負うものは、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」と招いておられ
ます。その招きに素直に応え、そして、神が私たちにくださったプレゼント(イエス・キリスト)を是非、受け取ってください