イエス・キリストを自分の救い主と信じ、キリスト者(クリスチャン)になるためには、バプテスマ(洗礼)を受けなければなりません。それでは、バプテスマ(洗礼)を受ければ、あとは「左うちわ」の生活が保障されているという訳ではありません。主イエスの一番弟子シモン・ペテロも主イエスと共に死ぬ覚悟であることを表明しますが、あっさりと裏切ってしまいます。
ところで、ある調査によると、せっかくバプテスマ(洗礼)を受けたのに、教会を去って行くクリスチャンの平均が「2.8年」であるとの報告がありました。「元クリスチャン」という方が、多くいるという衝撃的なデータでした。
教会を去っていく理由には、いろいろなものがあると思いますが、私達が信仰生活をまさに「死守」していくためには、次の3つを意識することが重要です。
1.私達の信仰が「小麦のようにふるいにかけられる」という現実があること。
2.サタンに「ふるいにかけられないように」祈るのでなく、「ふるい」に勝利できるように祈ること。
3.バプテスマ(洗礼)後も、御言葉を中心に信仰生活の基本を学び続ける。 上記の1〜3は、人間ができる努力の範囲です。忘れてならないことは、私達の信仰生活の背後で、主イエスが、信仰が無くならないように祈っていて下さる(31節)ということです。主イエスも、人々から、そして自分の父なる神から十字架という「ふるい」にかけられ、復活され勝利されました。最悪で最低の「ふるい」に勝利された方が、私達のために祈って下さっているのです。
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