第7章からは、6章までの物語 とは変わり、ダニエルの見た幻が主題です。
ダニエルが見た四頭の獣の幻は、 後の4つの国を預言したものでした。
ダニエル書7章
獣の姿
国
4節
鷲の翼を持つ獅子
バビロン
5節
三本の肋骨を持つ熊
ペルシャ
6節
四つの頭を持つ豹
ギリシャ
7、8節
19、20節
十本の角を持ち、巨大な 鉄
の歯でかみ砕く獣
ローマ帝国
「十本の角」=十の国に分裂
四番目の獣である「ローマ帝 国」は「この小さな角には人間のように目があり、また、口もあって尊大なことを語っていた」(8節)とその尊大さが読み取れます。現に、ローマ帝国は、無 実の神の子イエス・キリストですら十字架につけ殺すほど横暴さを発揮します。そして、ダニエルはその後の「裁き」について幻を見ます。「その前から火の川 が流れ出ていた。幾千人が御前に仕え幾万人が御前に立った。裁き主は席に着き、巻物が繰り広げられた」(10節)
3.キリストの再臨預言
ダニエルは「裁き」の幻の後、 次のような幻を見ます。「夜の幻をなお見ていると、見よ、『人の子』のような者が天の雲に乗り(中略)諸国、諸族、諸言語の民は皆、彼に仕え、彼の支配は とこしえに続きその統治は滅びることがない」(13,14節)キリストが再びこの地に来られる預言です。
4.必ず実現する「預言」
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