【イースター主日礼拝メッセ−ジ】
フランスの作曲家で、オリヴィエ・メシャンという人が、22歳のときに作った、「忘れられたささげもの」という曲があります。メシャンはこの曲を世に出すにあたって、次のようなメッセージを添えました。
「イエス・キリストが十字架に上げられたことを覚えているだけなら、それは単なる知識である。問題はイエスがどうして十字架に死ななければならなかったのかという重大なことをわたしたちは忘れてしまっている。だから、キリストの十字架こそ『忘れられたささげもの』だ」と。この曲を聴く全ての人々に、その大事な忘れ物を思い出させてくれるのです。
教会では礼拝の中で「主の晩餐」という式典を催すことがあります。それは、わたしたちの罪のために十字架に死んでよみがえられた主イエス・キリストを忘れず、感謝を言い表すためです。
「一同は賛美の歌をうたってから、オリーブ山へ出かけた。」と聖書は言います(29節)。