【主日礼拝メッセ−ジ】
みなさん、「悔い改める」とはどうすることだと思いますか。これからの生活を改める決意をすることでしょうか。大いに結構なことですが、それは聖書がいう「悔い改め」の意味から、まだ遠いのです。生活を改める決意は「反省」と言います。反省は後悔で終わらない誠意を感じさせます。しかし長続きしません。また同じ失敗をすることがあります。それに犯してしまった罪、やらかしてしまった失敗の解決はできたのでしょうか。できていません。だから反省では不十分なのです。悔い改めこそ必要なのです。悔い改めとは、犯した罪の解決を裁き主である神に祈り、赦しを願い出ることなのです。過去の清算ができてこそ、人は本当に明日への希望を持つことができます。過ぎたことを引きずりながらの人生に祝福はありません。だから、ペトロは「悔い改めて神に祈れ」と諭し、シモンはその言葉の意味を悟りましたから、「一緒に祈ってください」とペトロに願ったのです。ここにおいて初めて彼の信仰が純粋なものとされ、教会が教会として清められたのです。