1963年6月3日生まれ。2017年2月26日召天。享年54。ミヤ ヌエ ティン(Mya Nwe Tint)姉と結婚。長男ケンくんと長女ユミコちゃんの4人家族。
チョウ兄は、ヤンゴン大卒業後、森林省で働いていたが、軍事政権による民主化運動弾圧を逃れて1992年に来日。1993年よりマウマウタン兄(現在、
国分教会牧師)、ニイニイ
ウインティン兄・サンサンミン姉夫妻(米在住)、アウン兄と共に仙川教会の礼拝に毎週出席し、明るく親しく交わりをもった。特にチョウ兄は音楽の賜物を大
いに活かし、“Love &
Peace”他オリジナル讃美歌を作曲し、仙川教会に残してくれた。1998年に、婚約者ティン姉を呼び寄せ仙川教会で結婚式(司式・高橋淑郎牧師)を挙
げ、しばらく日本で新婚生活をしていたが、ティン姉は出産のため先にミャンマーに帰国し、チョウ兄も2003年に帰国。2人の子どもに恵まれた。ヤンゴン
でお兄さんと旅行会社を設立。
ユアマバプテスト教会(YBC)では執事等の中心的な存在として熱心に奉仕をし、皆から信頼されていた。特に、2011年以来ティン姉の双子の姉妹ウイ
ンさんとチョウ夫妻が始めた貧しい子どもを支援するSharing Love(SL)活動は、今ではYBC全体が担う活動に発展している。
一方、NPO法人CFFは、2013年に新たな活動拠点を探るためミャンマーの調査旅行で理事が訪問した際に、SL活動がCFFのビジョンと共通するこ
とが分かり、翌年3月からYBCとの協働でスタディーキャンプが始まった。チョウ兄の大きな愛と献身的な働きを引き継ぎ、5回目のスタディーキャンプ(デ
イレクター:田代姉)が今月25日から行われる。
24年にわたるチョウ兄を通した仙川教会・CFF・YBC・SLの繋がりが、今後も神様の業として続けられ、日本とミャンマーの青年が子どもたちに向か
う中で共に成長し、国を超えた絆を築いていくことがチョウさんの思いに応えることになると信じます。 (文責:吉野輝雄)
参考:1)「在日外国人と共に生きる」「聖書教育」(2000年)
2) 礼拝メッセージ2014年7月3日『先立ち備えてくださる神』(吉野輝雄)
http://www.sengawac.com/sengawaA/m140713.html