クリスマス礼拝メッセージ                                                                                   2017年12月24日 

                         
『神に立ち帰る』

イザヤ書55章6-7節(旧約聖書 p.1152)
山岸 明牧師
 
 クリスマスと言えば「光」です。「闇と光」です。
主イエスがお生まれになったとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムにやって来て、ヘロデ王に言った。ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、ど こにおられますか。それを聞いたヘロデ王は不安を抱いた。また、エルサレムの人々も同様であった。ヘロデ王はその方はどこに生まれたのか、分かったら教え てほしい、自分も行って拝むからと言った。それはまったくの嘘で、自分の地位を脅かすものが現れたので、すぐに殺そうと考えた。

 さて学者たちは夢でヘロデのところに帰るなと言われたので、別の道を通って帰った。それを知ったヘロデ王はその地域に住む2歳以下の子どもを皆殺しにし た。救い主を抹殺しようとする闇です。救い主をなきものにしようとする悪の力、それは今でも変わりません。イエス・キリストの光を闇に変えようとする、悪 の力は働いています。聖書は言います。「光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった」イエス・キリストの光はたとえどんな敵が現れても、その光 は消えることはない。これがキリストにおける勝利です。

 クリスマス、それは神からの私たちに最高のプレゼントが与えられた日です。それは神の独り子であり、救い主である、イエス・キリストというプレゼントで す。このプレゼントを受け取りなさい、と言われるのがクリスマスなのです。だが現実にこの主イエスを信じて迎えるというのは「不安」を抱く事だと言えま す。それは自分の中に新しい王を迎えるという事だからです。今まで自分の好きなように、自分中心に生きてきた私です。それが自分の中に新しい王を迎い入れ て、自分中心から神中心に生きる事を考えると「不安」になるのは当然です。

 「主を尋ね求めよ、見いだしうるときに。呼び求めよ、近くにいますうちに。神に逆らう者はその道を離れ/悪を行う者はそのたくらみを捨てよ。主に立ち帰 るならば、主は憐れんでくださる。わたしの神に立ち帰るならば豊かに赦してくださる」(イザヤ55:6−7)。今こそ、私の中に主イエスを迎いれましょ う。


 
 戻る