礼拝メッセージ                                                                                   2018年01月14日 

                         
『未来に向かう心の態度−2』

民数記 14章1-10節(旧約聖書 p.236

               
 私たちが未来に向かって歩むときに大切なのが内なる心です。心の思いが行動や態度に出るからです。神がイスラエルの民に与えると約束した地を偵察した 12人のリーダーたちは次のように報告した。素晴らしい土地だが、そこに住む人々は巨人のように大きく、我々はいなごのように小さく見えた。12人の内の 10人は、神が与えると約束された素晴らしい土地だが、現実をみると、そこに行くのは不可能だ。残りの二人、ヨシュアとカレブは「我々が主の御心に適うな ら、主は我々をあの土地に導き入れ、あの乳と蜜の流れる土地を与えてくださる。」(14:8)と言った。ここに未来を見る2つの心の態度がありました。

 心の思いが言葉に現れた。神を信頼する心からは肯定的な言葉と態度、神を疑う心からは否定的な言葉と態度、このやり取りを聞いて「共同体全体は声をあげ て叫び、民は世通し泣き言を言った。イスラエルの人々は一斉にモーセとアロンに対して不平を言い、共同体全体は彼らに言った。エジプトの国で死ぬか、この 荒野で死ぬ方がよほどましだ。さあ、一人の頭を立てて、エジプトへ帰ろう。」(14:1−2)。否定的な言葉は肯定的な言葉の10倍もの力を持つと言われ ます。まさに、イスラエルの全会衆は、10部族の族長たちの否定的な言葉に惑わされた。

 0人のリーダーと会衆たちは目に見える状況によって神の約束と希望を失い、信仰を捨ててしまった。それに対してヨシュアとカレブはこの地をあなたがたに 与えるから偵察してきなさい。このみ言葉の約束に立って未来を創造した。神のみ言葉がわが身に起こった。神によって素晴らしい地に導かれて、そこを勝ち 取っている自分の姿です。

 見えるところに従って行ったら夢を見る事はできません。あの10人のリーダーたちのように見えるものだけに従って、神のみ言葉を後回しにするならば、希 望と祝福の未来を創造する事が出来ません。私たちは環境が変わるのを待つのではなく、私たちは信仰を持ち続けて思いを変えていくとき、それによって私を取 り巻く環境も変わってくるのです。2018年も神に信頼し未来に向かって共に歩みましょう。


               



 
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