ヤベツは生まれたときからハンディを背負っていた。ヤベツは自分の力で将来を
切り開くことも、宿命のような人生を変えることも、自分の未来を明るいものにすることもできない、今の生活さえどうなるのか分からない、そんな状況の中、
ヤベツは神に求め「主の御手がわたしと共にあるように。」と祈った。
御手とは神の力強い働きを表している。聖書に「強い御手をもって民をエジプトから導き出した。」「大空は御手の業を示す。」とあるように、ヤベツは神がそ
の御手を持って働いてくださるように、私の人生に介入して、人生を変えてくださいと祈り求めた。私たちも心を大きく開いて、パウロが「わたしを強めてくだ
さるお方のおかげです。」(フィリピ4:13)と告白したように、私の未来が、可能性が広がるようにと祈りましょう。
次に「わたしを災いから守り、苦しみから遠ざけてください」と祈った。
この祈りは人間の基本的な求め、素直で正直な気持ちであります。主イエスはゲツセマネで、「この杯をわたしから取り去ってください。」(マルコ14:
36)と祈った。また、人々が主イエスにどのように祈ったら良いのか教えてくださいと求めたときに主の祈りを教えられた。その祈りの中で、「わたしたちを
誘惑にあわせず、悪い者から救ってください。」(マタイ6:13)がある。
最後に「わたしはあなたがたのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与え
るものである。そのとき、あなたたちがわたしを呼び、来てわたしに祈り求めるなら、わたしは聞く。わたしを尋ね求めるならば見いだし、心を尽くしてわたし
を求めるなら、わたしに出会うであろう、と主はいわれる。」(エレミヤ29:11−13)
わたしを祝福してください。わたしの未来を、可能性を広げてください。御手がわたしとともにあり、わたしの人生を力強く歩ませてください。「災いからわたしを守り、苦しみを遠ざけてください」と大胆に祈っていきましょう。