主日礼拝メッセージ                                                                                                                     2020年8月23日 

 「心の傷を放置していませんか?」

ホセア書6章1節
「さあ、我々は主のもとに帰ろう。主は我々を引き裂かれたが、
いやし、我々を打たれたが、傷を包んでくださる。」


山岸 明牧師

    
 預言者ホセアは妻の裏切りにより心に大きな傷を負った。だが、ホセアはその痛みを通して神の真実な愛を知った。ホセアは神の指示により淫行の女と言われた ゴメルと結婚した。三人の子どもが与えられ、ホセアはゴメルも子供たちも愛した。しかし、彼女はホセアを裏切り、他の男性のもとへ行ってしまった。神はな おもホセアに彼女を連れ戻し愛する事を命じられた。ホセアはその痛み、苦しみの中で神の御心を知った。それは真実なる神を捨てて偶像に走ったイスラエルを どれほど愛しておられるのか。そしてホセアは3つの大切なことを言った。「主のもとに帰ろう」「主の御前に生きよう」「主を追い求めよう」

 初めに、主に帰ること。車が壊れたら自動車屋に修理に出します。時計が壊れたら時計屋に修理に出します。同じように心が傷つき、壊れたら、私たちをつくら れた神のもとに行きそこで癒してもらうのです。「さあ、我々は主のもとに帰ろう。主は我々を引き裂かれたが、癒し 我々を打たれたが、傷を包んでくださ る」心の癒しはここから始まるのです。

 次に、主の前に生きること。病気の人は医者の前に出て自分の病状を正直に言って診察を受けます。同じように主イエスの前で傷、痛みを告白します。主イエス の前に立ち、心を打ち明けると不思議にその御心が見えてきます。「彼が担ったのはわたしたちの病、彼が負ったのはわたしたちの痛み、彼の受けた傷によっ て、わたしたちはいやされた」(イザヤ53:4-5) とあるように、主イエスの十字架の愛に包まれ癒されていくのです。

 最後に、主を追い求めることです。主イエスの十字架の愛を知れば知るほど、求めれば求めるほど、私の心の傷は癒され回復していきます。そして復活のキリス トがともにいてくださるという信仰に生きるなら、私は傷ついた人・・で終わったり、この世は不公平だと言って愚痴をこぼしながら過ごす日々から解放されま す。「我々は主を知ろう。主を知ることを追い求めよう。」これはどんな犠牲を払っても追い求める価値のあるものです

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