【主日礼拝・メッセージの要 約】                                 2008年7月6日 

祝福の源と」 

 
創世記12:1-9節

 

富田敬二牧師

 



  今月から9月までは『創世記』をテキストに『献げる』と言う主題が聖書教育で与えられました。日ごと慌ただしい動きに囲まれている時代ですが、主のみ声に聴き従い、更なる前進へと一歩ふみだしたいと願います。


【神のみ声に】
 今朝は創世記12章から『祝福の源と』と宣教を導かれました。一節には『主はアブラムに言われた』とあります。『主』とは『唯一の神』です。『創造者・絶対者・全能者』である神の呼び名です。旧約には『主が言われた』『主は仰せになった』等多く表現されています。天地が未だ混沌としていた時『神は言われた「光あれ」』と。その後最初の人に『神は彼らを祝福して言われた』と。聖書の人物カインもノアも、そしてアブラムも神のみ声を聴いたのです。耳と心で。


【全身全霊で】
 四節を見ますと『アブラムは、主の言葉に従って旅立った』とあります。神の声掛けを聴いて、アブラムはその言葉に従い行動を起こしたのです。素敵な従順と服従です。主の語り掛けの内容は『あなたの生まれ故郷、父の家を離れ』でした。父の死後一家の長となったアブラムにこれは厳しい呼び掛けです。現状に止まるな、過去に戻るな。道に向かって進めと。絶対的信頼と服従が有るのみ。


【主の命令に】
 アブラム75才、産まず女の妻65才、甥のロト、使用人と家畜を連れてカナン地方に向かったのです。山賊・風土病・天候の変化、不安要素は多すぎます。安全の約束は皆無です(聖書学者によって「肥沃な三日月地帯」と呼ばれる)。がアブラムは主のみ声を『道の光』(詩編119:105)として進みます。やがてモレの丘にたどり着くと『主はアブラムに現れて言われる』のです。『この地を与える』と。


【祝福の源と】
 アブラムはその場に主の祭壇を築き礼拝を捧げました。旅立ちの前のみ声が響きます。『あなたを大いなる国民にし、あなたを祝福し、祝福の源となる』と。子孫が増し、世界が祝福される。此処から祝福が湧き出ると。『あなた』が人々の祝福の源、教会は人々に祝福をもたらす源です。現代社会の祝福の源です。

 

    

 

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