【主日礼拝・メッセージの要 約】 2008年8月3日
「備えていますか」
富田敬二牧師
8月は戦中派の者には被爆と敗戦という記憶すべき月です。しかし今の若者にとっては遠い歴史的事柄なのでしょう。平和憲法を発信する国の一員としては、戦争の犯罪性を語り続けるべきだと感じております。神のご支配を祈ります。
【試される人生】
今朝の聖書は有名な『イサクを献げたアブラハム』の物語りです。新約聖書には信仰の人としてヘブライ人への手紙(11:17~)に記載されています。1節には「神はアブラハムを試された」と。試す・試みる。前に中学校の教師の経験があります。当然ですが良くテストをしましたが、このテストには2つの視点があり、@生徒の理解度判定.A授業内容・取組みの反省.です。この22章で神はアブラハムを試されたとありますが、彼を試す事で神ご自身は何を確認されたのでしょう。
【名指しの人生】
続いて神は「アブラハムよ」と呼びかけ、彼は「はい」と答えたと記します。聖書の記述で名指しで呼ばれる記事は比較的少ないのです。とても大事なご計画なのでしょうか、神は実名で呼ばれた後「愛する独り子イサクを・・・献げなさい」と。主はかって「アブラム」と呼んで「主が盾なので恐れることはない」と語られたのです。主が貴方を名指しされる時、それは光栄ですよ。『我が名も』
【備えてくださる】
神の要求にアブラハムの反応は実に忠実です。百才で世継ぎとして与えられた愛子を伴い、「次の朝早く」行動を起こします。三日目主の山には親子二人だけで登ります。イサクは「肝心の子羊は」と尋ねます。アブラハムは咄嗟にしかしはっきりと「きっと神様が備えてくださる」と。山上での会話は記されていませんが祭壇の上にイサク、父の手には刃物。その時再び「アブラハム」と。
【備えていますか】
「アブラハム、貴方が神を畏れる者であることが『今』わかった・・・・・・」と。テストの合格でしょうか。アブラハムはその場所をヤーウェ・イルエと命名したのです。主の呼び掛けに『はい』と答える備えが出来て居ますか。今朝この礼拝で必要なのは『悔い改め』と『信仰』です。主は貴方の名前を呼んでいます。
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