【主日礼拝・メッセージの要 約】 2008年9月21日
「実行される神 」
富田敬二牧師
貴教会が無牧師の間、共に礼拝を献げ、主の晩餐にあずかることがゆるされたことを感謝いたします。愛兄姉の愛と寛容、お交わりを喜びます。新牧師を迎え一層の成長と福音宣教の聖業が進められることを祈ります。
【夢と主の聖旨】
今朝も創世記からヨセフ物語の一部を学びます。数奇な運命を辿る若者ヨセフですが、彼の背後には力強い神のみ手が見えます。否そのみ手を積極的に受け入れ、神ご自身が働きたもうのだと確信して従う態度に驚かされます。この若者ヨセフは王ファラオの前で臆することなく『神＝主の聖旨』を大胆にしかも率直に伝えます。『ファラオの夢は、どちらも神がこれからなさろうとしていることを、ファラオにお告げになったのです』と。神は語られると。
【王の二つの夢】
ファラオの夢は二つです。場所はナイル川のほとり。エジプトの繁栄と権力の象徴です。７頭の肥えた雌牛が草を食べていると、醜く痩せた７頭の雌牛が出て来て、肥えた雌牛を食い尽くした。もう一度夢を見るが、今度は太った一本の茎から７つの穂が伸び豊かな実を結ぶが、その後から実の入っていない干からびた７つの穂が生えて、先の豊かな７つの穂を飲み込んでしまったと。
【神の語り掛け】
ファラオにとってはこの二つの夢は悩みの種となった。身に起きる不幸の前兆か、はたまた国家の不穏の徴か。不吉を予測する王にヨセフは『神がファラオの幸いについて告げられるのです』と。夢が『神の語り掛け』であり、神は夢を用いて、王に語られたのですと示すと同時に、神の語り掛けは不安や不吉の語り掛けではなく、幸いの音信、すなわち福音なのですと。
【王の決断と服従】
ヨセフは明確に『ファラオの夢は、どちらも同じ意味です。神がこれからなさろうとしていることを、ファラオにお告げになったのです』と。二度の意味は『神は既に計画し、間もなく実行される』のですと。仙川教会の新牧師の夢は『神が計画し、実行されました』。共に従い成長し生みだしましょう。
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