【主日礼拝・要旨】                                        2009年2月8日 

 『神の約 束と現実』  

 第二コリント4:16〜18

 

山岸 明牧師



 あの精力的に伝道をしていたパウロ自身もこの手紙を書いているときに、ふと自分の衰えを実感していたと思います。「たとえわたしたちの『外なる人』は衰 えて行くとしても、わたしたちの『内なる人』日々新たにされていきます。」16私たちは年齢と共に肉体や能力や才能、心の力や意思の力などが徐々に衰えて いき、やがて朽ちはててしまいます。しかし、パウロはそれらのことを決して恐れる必要はなく、また、落胆することもないと言われます。なぜならば死に向 かっての歩みが、実は希望の歩みであると言うのです。

 私たちの外なる人が衰える中で、内なる人は日々「新たにされていきます」という事はどういうことでしょうか。それは信仰に生きることです。「信仰とは、 望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです」ヘブライ11:1 私たちはいつも現実から神を見ようとします。そして、神がいるなら何故こ のようなことが起こるのか、神がいるなら何故答えてくださらないのかと嘆くのです。しかし、現実から神をみることは出来ません。神の啓示(約束)から現実 を見るのです。これが信仰です。

 この世のものには必ず終わりがあるのです。その終わりに心を留めていたら、私たちの人生は絶望しかありません。私たちの見るべき先は神様です。「主に依 り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい」エフェソ6:10 と言われているように、神の約束を信じ、信頼して生きる事です。この信仰が私たちを絶望 から希望へと、闇から光へと変えてくださり、さらに私たちの慰めとなり命となり、内なるわたしを強め、日々新たにしてくださるのです。故にわたしたちはこ の不条理な世を恐れることなく勇気を持って歩めるのです。「わたしたちは見えるものにではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去ります が、見えないものは永遠に存続するからです」18



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