【主日礼拝・要 旨】                                        2009年5月17日 

 『あなたは選ばれている』  

 ヨハネによる福音書15章16-17節

新保雅雄 板橋伝道所牧師

 今から30年前のこと、毎年、年初めの正月は欠かさず神社に参拝していました。昨年は明治神宮に行ったが良い年ではなかったので、今年は西新井大師に行こう。そこでも駄目なら次は川崎に行ってみよう。また、良い年でなかったのはお賽銭が少なかったからか?今年は少し多めに入れよう。多めに賽銭をしたら良いことがあった。さすがは○○の神様は効き目があるな。

 私にとって良い年であったかどうかの基準はお金儲けが出来たかどうかです。そして、それを満たしてくれる神様が良い神様であったのです。今考えると馬鹿みたいな話しですが、その頃は真剣にそう思っていたのです。本物を知らないとは実に恐ろしい事です。商売繁盛、儲かりますように、もし、お金儲けが上手ならば、あのホリエモンが、あの村上ファンドが神様になってしまう、そんな事も解らなかったのです。そして、世の中はそんな事が当たり前で通るのです。私が神を選んでいたのです。効き目があるかないか、お金儲けが上手か下手か、私にとって利益があるかないか、これが神様を選ぶ基準だったのです。

 私が始めて教会に行ったのは親孝行のためでした。そのときの思いは、教会とは偽善者の集まりだと思いました。祈りひとつにしても、自分の事よりも、他人や弱者への祈りが優先される、最初は疑いと戸惑いで、偽善にしか思えませんでした。しかし、その時に出会った御言葉が「あなたが私を選んだのではない。私があなたを選んだ」16でした。そして、自分が神様を選んでいた事を知ったとき、神より上にいるという高慢な自分を知り本当に悲しくなりました。


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