【主日礼拝・要 旨】 2009年8月2日
『主よ、私はあなたを呼びます』
ダビデはイスラエルの王様であるが故に、いつも敵から命を狙われていました。更にダビデは側近からも命を狙われます。そんな状況の中でダビデは何も信じる事が出来ず、その恐怖から何度も神に祈りました「主よ、耳を傾け、憐れんでください。主よ、わたしの助けとなってください」11祈りと言うより叫びや嘆きと言った方が良いかも知れません。
しかし、神は何も応えてくれませんでした。ダビデは「平穏なときには言いました。わたしはとこしえに揺らぐことはない」7しかし、ひとたび窮地に追い込まれたとき、私たちは何と弱い者でしょうか。平穏なときに自分は決して揺らぐ事はないと思っていた自分が情けなくなります。しかしダビデはこう言いました。「主よ、わたしはあなたを呼びます。」9
そして、神に「私が死んで墓に下ることに、何の益があるでしょう。」10と迫った。わたしは今、敵に、味方に命を狙われている、恐怖に陥っている。わたしが死んだら神様、あなたに讃美はできません。今、生きているからこそ讃美ができるのです。どうか私の命を守ってくださいと貪欲に神に近づいて行きます。ダビデは最後まで叫びました。神様、助けて下さい、何とかして下さい。道を示して下さい。あなたが居るなら応えて下さい。この心の底から出る嘆きは立派な賛美なのです。
そして私たちの賛美は必ず神に届き、私たちの想像を超えた形で必ず道は開かれます。ダビデの賛美は届いた「あなたはわたしの嘆きを踊りに変え、粗布を脱がせ、喜びを帯としてくださいました。わたしの魂があなたをほめ歌い、沈黙する事がないようにしてくださいました。わたしの神、主よ、とこしえにあなたに感謝を捧げます。」12私たちは決して沈黙はしないように、嬉しい賛美、嘆きの賛美をしましょう。そして、どんなときも「主よ、わたしはあなたを呼びます。」
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