【主日礼拝 メッセージ】 子ども祝福礼拝                                      2009年11月15日 

『あたたかな家』 

創世記26章23-25節

 

 「あたたかな家」とは夫婦がいて、子どもがいて、家族があるというだけではなく、暖かい交わりがあるところです。どんなに立派な家があってもそこに温かな交わりがなければ、ただの雨、風をしのぐだけの家になってしまいます。今では家族のいる家に帰らずネットカフェで寝泊りをしたり、繁華街で夜を明かしている子どもたちがいます。住む家があるのに帰らない、そこには自分の心の居場所がないからなのです。私たちを取り巻く社会はいま、大切な家庭が崩壊状態にあり、アットホームなどという言葉からは程遠い状況にあるのです。

  アブラハムの子であるイサクが新しい地に行ったとき、初めに何をしたか、「そこに祭壇を築き、主の御名を呼んで礼拝した」(創世記26:25) 次に天幕を張り(家庭生活の営み)そして、井戸を掘った(仕事を始めた)とあります。イサクが神から大きな祝福を受けたのは、まず、家族と共に神を礼拝する事を第一にしました。それは神の教えの上に家(家庭)を建てたのです。

  ここに、ただ存在する家族ではなく、真の「あたたかな家」へのスタートがあります。それは神の家族です「神の家とは、真理の柱であり土台である生ける神の教会です」テモテ3:15、教会が神の家であり、ここに集う者は皆、神の家族なのです。そこには豊かとか貧しいとか、学歴があるとか無いとか、社会的立場や身分がどうだとか、また民族がどうだとか一切関係ない神の家族なのです。「あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者、神の家族である」(エフェソ2:19)

 神の家族は「まじわり」を通して、神の御心である、互いに愛し、ゆるし、祈り、支え、尊敬し、忠告し合いながら本当の家族を形成していきます。また、ここで営まれる学びや訓練を通して家族のあり方を覚えて、地上で営む、私たちの家も家族もあたたかなものとなるのです。リックウォーレン牧師は「健康な教会への鍵」という本の中で次ぎのように言っています「成長している教会は、新しい人にまじわりの手をさしのばす教会だが、成長しない教会は、教会員が自分たちだけで交わっている教会である」 私たちの教会は大丈夫でしょうか。新しい方が見えたとき心から歓迎し、その人たちと交わっているでしょうか。仙川キリスト教会にもう一度行ってみたいと思うような教会になっているでしょうか。

 

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