【ペンテコステ(五旬節)礼拝 メッセージ 】                                     2010年5月23日 

『聖霊の働き』

ヨハネによる福音書14章15−19節  


 ペンテコステとは、ギリシャ語で50番目という意味です。イエス様が十字架に付かれ三日目に復活しました。その日から50日目に聖霊が降られたのです。聖霊とは、私たちの「弁護者」「助け主」「慰め主」です。「わたしが去って行くのは、あなたがたのためになる。わたしが去って行かなければ、弁護者はあなたがたのところには来ないからである」(ヨハネ16:7)  聖霊はイエス様の後を受けて、教会を誕生させ、私たちを生かし、支え、喜びのうちに守り導いて下さるご存在です。

 聖霊の働きはたくさんありますが、その一つとして「永遠にあなたがたと共にいて下さり、そして、あなたがたをみなしごにはしておかない」(ヨハネ14:16-18)と言われている事です。今、この社会で心配しなければならない事の一つに「心の孤児」「心の迷い子」の方々がたくさんいる事です。行く場所も帰る場所も分からず、誰からも認めてもらえない、自分の存在すら分からない、他者との関わりを持ちたいけど持てない、持ち方が分からない、家族の中にいても心が通じ合わずいつも孤独感を感じ、次第に心から喜びがなくなってしまいます。

 聖霊が望まれることは、私たちが笑顔を忘れ孤独に生きる事ではありません。聖霊との交わりの中で喜びの人生を送ることです。「いつも喜んでいなさい、絶えず祈りなさい、どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。霊の火を消してはいけません」(テサロニケ5:16) 〔喜びは祈りです。喜びは力です。喜びは愛です。喜びは、私たちが人々の心を捕らえる愛の網なのです〕(マザーテレサ)

  イエス様は仰せられました「聖霊を受けなさい」(ヨハネ20:22) 「彼らは皆、婦人たちやイエスの母マリア、またイエスの兄弟たちと心を合わせ祈っていた。そこに聖霊が降られた」(使徒1:14)とあります。私たちはどんなときでも聖霊を求め、そして祈り待つことです。


 

 
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