【主日礼拝 メッセージ 】 2010年6月6日
クリスチャンとそうでない方々との違いは何でしょうか。同じ空気を吸い、同じ水を飲み、同じ時間の中で過ごし、食料品を買うのに同じ値段を払います。同じものを恐れ、ストレスを感じ、苦痛を経験し、病気にもなります。そして、最後は同じように埋葬されます。
では、クリスチャン生活は何が違うのでしょうか。クリスチャンは自らの歩みが神さまに導かれる事を知っています。呼吸する事さえ神さまの赦しがなければ出来ない事を知っています。神は私と共におられ、常に私を支えておられます。その神さまに立ち返ろうとするのがクリスチャンです。
パウロは「自分の救いを達成すように努めなさい」(12)と言われました。イエス・キリストを信じるだけで救われるという信仰だけでは駄目なのでしょうか。そうではありません。パウロの救いを達成せよと言うのは、キリストに似た者に成長しなさいという事です。私たちは自らを救うことはできませんが、自分の成長と変化の過程には積極的に参加する役割があるのです。
「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。植える者と水を注ぐ者とは一つですが、それぞれが働きに応じて自分の報酬を受け取ることになります」(コリント(一)3:6-8) このように私を成長させてくださるのは神ですが「私の役割」もあるのです。つまり、私の成長は神さまとの共同作業なのです。
私の役割はいつも神さまに立ち返り、しっかりと神さまの前に立つことです。そうすれば本当の自分が見えます。本当の自分が分かると、次に何をすれば良いのかも分かります。こうして神さまが私の人生を導き、あなたは「星のように輝く」(15)と仰せられます。家庭の中で、職場の中で、学校の中で、あなたは光り輝く人生を歩めるのです。「こうしてわたしは、自分が走ったことが無駄でなく、労苦したことも無駄ではなかったと、キリストの日に誇ることができるでしょう」(16) 私たちはいつも神さまの前に立ち返りましょう。
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