【主日礼拝 】 クリスマス礼拝                                            2010年12月19日 

『本当のクリスマス』

ルカによる福音書2章1-7節 

山岸 明牧師

クリスマスおめでとうございます。
 社会ではどのようにクリスマスを迎えているでしょうか。子どもたちはサンタさんからのプレゼントを待ち望み、恋人どうしではプレゼントの交換、友人たちとパーティー、企業はクリスマスに便乗して物を販売。クリスマスによって社会全体が盛り上がります。うわべだけを見ると日本はいついからキリスト教国になったのかと思います。しかし、これはキリスト教が盛んになったのではなく、クリスマス狂が盛んになったのです。悲しいことですが、そこにはキリスト不在のクリスマスが行われているのです。

 「今日、ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである」11。しかし、この世の迎え方は、イエス様を迎える用意も、生まれる場所もありませんでした。キリストがお生まれになった場所、それは、惨めな家畜小屋でした。だが、そこには大きな意味があるのです。それは、喜びも、悲しみも、苦しみも、痛みも、すべてが渦巻く、現実の社会の中に神が入って来られたのです。神は天から「こうしなさい」「こうでなければ駄目だ」といって眺めているのではなく、神がへりくだって、この世に来てくださったのです。

 私たちはときに何か勘違いをして、この生活の場に世に来てくださったイエス様を、神棚に祭ってただ眺めているだけ、ただ手を合わせて唱えているだけになっていないでしょうか?クリスマスの最大の意義は、この世に来てくださったイエス様との出会いです。あなたの罪をゆるし、あなたの傷ついた心を癒し、あなたに勇気と希望の人生を、そして永遠を与えるために、この世に神の子が人間となられて来てくださいました。それがクリスマスです。

 イエス様は神の子として大きなお屋敷の中で生まれたのではなく、町の宿屋から締め出された弱さの中に身を置かれたのです。求める者は誰でもキリストに出会う事が出来きます。キリストに合うのに特別な資格はいりません。私たち一人一人と共におられるのです。「主が知らせて下さった出来事を見ようではないか」15。すべての人の上にクリスマスの祝福がありますようにお祈ります。


 
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