【主日礼拝 】                                       2011年7月17日 

『人生は決断の連続』

ルカ福音書5章1-11節

山岸 明牧師


 私たちは毎日、数え切れないほど沢山の選択をし、何かを『決断』しています。そこには失敗もあれば、決断の間違いもあります。そういう中で右往左往せず、揺るぎない生活をするには、まず何を決断したらよいのか。
 初めに、御言葉に従う決断をする。神の声を聞くためにイエス様の周りにたくさんの人々が集まってきました。しかし、ペトロは一生懸命に“綱”を洗っていました。ペトロにとっては、神の言葉とか信仰よりも、魚一匹獲るほうが大事だったのです。皆がイエス様を求めている時に、彼は背を向けている人だったのです。そんなペトロにイエス様は「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言われました。ペトロは「先生、わたしたちは夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした」(5)と言った。これは自分の経験に基づいたものでした。「しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」(5)と言った。そこに自分の考えや立場に固執しないで、イエス様の声に聞き従うという大きな決断がありました。
 次に、失敗を恐れない。その後、ペトロはイエス様に従って歩む中、たくさんの失敗をしていきます。一番の失敗は、師であるイエス様を知らないといってしまった事です。あなたの行くところなら『たとえ火の中、水の中、労の中でもついて行きます』と断言したが、その夜には『イエスなど知らない』と言ってしまった。ペトロも初めから『失敗』を望み、決断したのではありません。結果的に失敗してしまっただけなのです。もし、失敗を恐れて決断をしなかったら、ペトロは信仰者として歩む事はなかったでしょう。大切なのは失敗を恐れず、イエス様を信じて決断していく事です。
 最後に、神を第一として生きる。「わたしについて来なさい」(マタイ4:19)これは、イエス様に従って生きる決心をした者を決して裏切らないという、イエス様の約束の言葉と言えます。ペトロにとって「網を捨てる」ことは、自分の生活手段を断念することです。しかし、神さまは私たちが神の思いを選び、自分の思いを断念する時、捨てた以上のものを与え、生きる意味と目的を満たしてくださる真実なる方です。ですから、私たちは安心して神を第一とする決断をしていきましょう


 
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