【主日礼拝 】 2012年1月22日
弟子たちはイエス様が復活された事を聞いてガリラヤに行き、イエス様が指示しておられた山に登りました。「そして、イエスに会い、ひれ伏した。しかし。疑う者もいた」(17)。目の前に復活されたイエス様がおられるのに弟子たちは疑いました。聖書でいう『疑う』とは、心が二つに分かれる事を言います。イエス様は本当に死に打ち勝ったのだろうか、そんな事がありえるだろうかと疑う弟子たち、また、私たちでもあります。
私たちの理性を超えた出来事の中で、心が二つに分かれ、迷っている弟子たちに「イエスは近寄って来て言われた。わたしは天と地の一切の権能を授かっている」(18)。この権能は、まだわたしを信じないのかといって叱りつけたり、そんな信仰心のない者はといって吐き捨てるような権能ではありません。疑わざるを得ない弟子たちに近寄り、その疑いを信頼に変える力、信頼を呼び起こす力、愛を持ってわたしを支配する力なのです。
疑う弟子たちの心を信頼に変えた上で、イエス様は使命を与えられました。「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに、父と子と聖霊の名によってバプテスマを授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい」(19−20)。今、この命令を聴いている弟子たちには迷いはありません。もう、イエス様が復活した事を疑っているものはいません。イエス様は約束通り復活してくださった。イエス様は死に勝利された。イエス様の愛はすべてに勝利された。弟子たちは復活信仰に立ったのです。
「わたしは世の終わりまで、いつもあなた方とともにいる」あの数人の弟子たちから始まった福音伝道が、今では全世界に宣べ伝えられています。今、私たちにもこの働きが託されています。いつも共にいてくださると仰せられるイエス様を信頼し、しっかりと復活信仰に立ち、心から『主よ、わたしを用いてください』と祈る者になりましょう。
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