【主日礼拝 】                                  2012年4月15日 

 『生きた証しをしよう

フィリピの信徒への手紙4章1-9節

山岸 明牧師

 
 「わたしから学んだこと、受けたこと、わたしについて聞いたこと、見たことを実行しなさい。そうすれば、平和の神はあなたがたと共におられます」(9)。この手紙を書いているパウロはいま牢獄にいます。最悪の状況の中にあって神様の恵みを体験し、素晴らしい証しをしています。牢獄にいる者が多くの人々に喜びと勇気を与えているのです。どんな状況の中に置かれても、神様が自分にしてくださった恵の証しをするとき、それは『生きた証し』となるのです。2012年度の教会主題:生きた証しをしよう。年間聖句:「主において常に喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい。あなたがたの広い心がすべての人に知られるようになさい。主はすぐ近くにおられます」(フィリピ4:4−5)。私たちがいつも生きた証をするための大切なこととして。
 愛されている者になる:私たちは愛されている者で“ある”から、愛されている者に『なる』必要があります。私たちは神の子で“ある”だけでなく、神の子に『なる』、私たちは兄弟姉妹で“ある”だけでなく、兄弟姉妹に『なる』のです。『なる』というのは具体的にどういう事でしょう。それは生活の中で自分の考え、会話、行いに神の愛が表され、形となって目に見え、手で触れられるものになることです。
 いつも言葉を前向きに:私たちはつい言葉を軽んじてしまう事があります。つい売り言葉に買い言葉になってしまいます。「悪い言葉を一切口にしてはなりません。ただ、聞く人に恵が与えられるように、その人を造り上げるのに役立つ言葉を、必要に応じて語りなさい」(エフェソ4:29)私たちは日常生活の中で前向きな肯定的な言葉をいつも使うようにしましょう。肯定的な言葉は、私たち自身を変えるばかりではなく、私たちの状況も変えていきます。
 人は触れるものに似る:「私たちは皆、顔の覆いを除かれて、鏡のように主の栄光を映し出しながら、栄光から栄光へと、主と同じ姿に造りかえられていきます。これは主の霊の働きによることです」(コリント(ニ)3:18)。クリスチャンが礼拝、祈祷会を守るのは、イエス様と霊的な交わりを深める事によって似た者となるためです。結果、霊の働きによって前向きに生きることができ、その姿に人々は影響を受け変わり始めます。それがとても良い生きた証しになるのです。


 
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