【主日礼拝 】 2012年6月24日
あなたのセルフイメージは？セルフイメージとは“自分が考える自分”“自分が思っている自分”であり『自分をどのように見ているか』と言う事です。これは体験した事やその捉え方によって作られていきます。聖書を見ると、セルフイメージの低い人が神様に出会ってセルフイメージが高くなった人がたくさん出てきます。モーセもその一人です。神様はモーセに仰せられた。エジプトの奴隷となっているイスラエルの民を救い導きなさい。その時のモーセのセルフイメージは、自分はそんな器ではありません。強い者ではありません。優れた者ではありません。私は弱い者です。勇気のない者です。モーセのセルフイメージはとても低いものでした。後にモーセはエジプトからイスラエルの民を導き出した偉大な指導者になります。モーセはどのようにセルフイメージを高めたの
でしょう。
(1) 神が共にいてくださることを知った。「わたしは必ずあなたと共にいる」（出エジプト記3:12）。との御言葉がモーセを力強く前進させ、神の助けによって果たせる事を信じていきます。「私を強めてくださる方のおかげで、わたしは全てが可能です」（フィリピ4：13）とある通りです。
(2) 人の目を恐れる前に、神を畏れた。私たちは人を恐れるとき、何もできなくなります。失敗したらどうしよう。人からどう思われるか、人の顔ばかりをみていると、その中に埋没してしまいます。しかし、神様を畏れるとき、人の目から解放されていくのです。
(3) 神の愛の中に存在している事を知った。私たちのセルフイメージは勝手な思い込みの中にある事が多い。私は神から愛されている存在。これが私のセルフイメージになるならば、人生を大胆に歩む事ができます。「愛には恐れがない。完全な愛は恐れを締め出します」（ヨハネ（一）4：18）とあります。
モーセは無力さ、弱さの中でこそ発揮される神様の力によって強くなりました。モーセは弱さを克服したのではありません。弱さを隠したのでもありません。弱さの中にあって「わたしは必ずあなたと共にいる」この御言葉が力と勇気を与えたのです。
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